本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

グローバルシャッターとローリングシャッターの違い!それぞれのメリット・デメリットとは?

実は意味ない RAWで撮影するとき 必要ない機能  1

シャッターというのは以前は機械で制御されていましたが、最近では電子的に制御する電子シャッターが増えてきました。

電子シャッターにはグローバルシャッターローリングシャッターという2つの方式があります。電子シャッターの話題が出るとよく目にするこの2つのシャッター方式、それぞれの違いとメリット・デメリットについて見ていきましょう。

シャッターとは

絞り シャッタースピード ISO感度

シャッターとはレンズから入っている光をセンサーにどれくらい取り込むか調節する機能のことです。

機械式のシャッター(メカシャッター)では現在フォーカルプレーンシャッターという仕組みがよく使われています。

これはシャッターは先幕と後幕の2枚のシャッターがスリット(隙間)作り、そのスリットの開いている時間だけセンサーに露光するという仕組みです。

フォーカルプレーンシャッター

言葉だけだとちょっとわかりにくいので、簡単な図を見てみます。

  1. センサーは先幕で覆われている
  2. 先幕がおりはじめると露光開始
  3. 後幕が先幕を追いかけるようにセンサーを覆っていく
  4. 1回のシャッター終わり

メカシャッターではこのようにシャッターを切っています。このスリットが広ければシャッタースピードが遅い、狭ければシャッタースピードが早いということになります。

シャッタースピード

ローリングシャッター

電子シャッターにはローリングシャッターとグローバルシャッターの2種類の方式があります。

ローリングシャッター

ローリングシャッターはこのようにイメージセンサーの上のピクセルから順番に露光を行い、順に読みこんでいくものです。

デメリット

名称未設定 2 66 7 car side RGB 8

上から順番に露光しているので、例えば車のように高速で動くものを撮影した場合に歪んで記録されてしまいます。

名称未設定 2 66 7 car side RGB 8

上のほうが先にセンサーに記録される途中も車は移動しているため、下の部分のほうが前にずれ、歪んで撮影されるということですね。

動体を撮影の場合、このようにローリングシャッターではタイムラグができてしまうのです。

メリット

一方で、後述するローリングシャッターよりも安価に製造できるため、一眼カメラの電子シャッターで使われています。

グローバルシャッター

グローバルシャッターはすべてのピクセルが同時に露光を開始してイメージセンサーに記録、読み込みさせます。

グローバルシャッター

イメージとしてはこんな感じ。上から下まで同じタイミングで露光させます。

メリット

同じタイミングで露光させるためローリングシャッターのように歪みが発生しません。

デメリット

グローバルシャッターはコストがかさんでしまうことが最大のデメリット。民生用の一眼カメラに搭載されるまでにはいたっていません。

まとめ

現在ではメカシャッターとローリングシャッターを併用することで、動体と静物をメカと電子で分けて撮影したり、ローリングシャッターの読み込み速度を早くすることで歪みをおさえるといったことが行われています。

今後の技術の進歩でグローバルシャッターが一眼カメラに搭載されるという日もそのうちやってきそうですね。