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好きな銀山は石見銀山。島根県非公認観光大使のsaizouです。ただものだんだん。
シベリアやオホーツクで繁殖した白鳥は、冬季、温暖な場所を求め海を渡ります。そんな白鳥の越冬地が日本にもたくさんあり、ここ島根県安来市にある白鳥ロードもそのひとつ。
初めての白鳥撮影をしてきたので、その写真を載せると共に、今回いろいろ気づいた点を備忘録として書いてみたいと思います。
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白鳥の生態
白鳥が日本に訪れる時期
場所によっていろいろ変わるかもしれませんが、ここ安来では11月ごろに飛来し、翌年の2月〜3月くらいまでその姿を見ることができるようです。
白鳥の1日
鳥ってなんだか早起きなイメージでしたが、白鳥さんはわりとのんびりしてました。6時30分くらいに訪れたのですが、その時間帯はまだグースカ寝てました。寝てる白鳥もまたかわいー。
日がだいぶ登ってきても、しばらくウダウダしています。低血圧の女子なみにウダウダしています。
その後、餌を求め、寝床であるここから飛び立ち始めます。だいたい8〜9時くらいがピークでバッサバッサ飛びます。この時間帯が動きのあるいわゆる白鳥っぽい写真が撮れる時間かもしれません。
白鳥はけっこう体が大きいので飛び立つまでに助走をつけます。なので、ファインダーに捉えるだけなら案外かんたんにできます。
飛び立つ前も、独特の動きと鳴き声があるので、飛び立つだろうなーというのもわかりやすいです。
「おっしゃ、いこかな」
「いったろかな」
「いくで、いくで、いくで」
「おりゃーーーーーー」
みたいな感じで飛んでいきます。1羽が飛び出すと、他の白鳥もつられて飛んでました。
夕方にはまた帰ってくる
寝床もいつも決まっているようで、夕方にはまた同じ場所に帰ってくるそうです。今度は着水の瞬間を狙うチャンスですね。
欲しい機材
鳥の世界なんて、沼が深すぎて、欲しい機材を欲しいだけ集めていたらあっという間に破産しそうなんですが、それでも、理想的な写真を撮るためにこんなのが欲しいというのを挙げてみましょう。
AFが強くて、連写の早いカメラ
たくさんの白鳥がいるものの、それでも飛び立つときはあっという間。少ないチャンスをものにするためには取りこぼしの少ないカメラが欲しいですね。
理想を言えばD5などのフラッグシップモデルが欲しいところです。とにかくたくさん写しまくりましょう。カメラのバッファとかもしっかりあるもののほうがいいでしょうね。RAWで撮ってたらすぐに弾切れおこしました。
200mm以上の望遠レンズ
ちょっと離れたところから狙うことになる白鳥。となるとやっぱり望遠レンズが欲しくなります。どう撮るかにもよりますが、飛び立つ瞬間をアップで撮るなら最低でも200mm以上のものが欲しいところではないでしょうか。
僕は今回はSIGMAの150-600mmで撮影しました。ただ、あまりに長いと今度はアップになりすぎるので、ちょっと広めに撮っておいて後でトリミングするのがいいかもしれません。
この日はそんなに天気も悪くなかったので、しっかりシャッタースピード稼げましたが、天気次第では明るいレンズとかも欲しくなるかもしれませんね。
デカイ三脚
手持ち派もいるかもしれませんが、やっぱり三脚あるといいと思います。特にデカイレンズを付けて撮るなら欲しいですよね。
ビデオ雲台
今回は自由雲台で撮ってたんですが、どうしても水平をとるのが難しかったです。
ザハトラーなどのビデオ雲台だと白鳥の動きに合わせてカメラを動かすのもスムーズなのでよさげです。
大量&高速書き込みのSDカード
今回、かなり控えめに撮ったんですが、それでも1000枚オーバー。白鳥飛び出すと、シャッターチャンスの連続でSDカードの交換をしているヒマもなかなかないかもしれません。
64GB以上のがあると安心ですね。D750はバッファが13枚くらいなので、弾を打ち切った後のスピードはSDカード頼みになります。なので、書き込み速度が早いとさらにいいと思います。
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白鳥を流すか、止めるか
いろんな撮り方があると思うんですが、大きく分けた時、白鳥を流しどりするか、止めて撮影するかに別れるのかなと思います。
僕は飛び立つときの飛沫がとまってたほうが好きなので今回は止めることにしました。だいたい1/1000秒のシャッタースピードで撮影。羽根は一応とまっていますね。飛沫はちょっとブレているかな。まあ、こんな感じです。
流し撮りする場合は1/30秒よりもシャッタースピードを長くするといいみたいです。シャッタースピードが遅ければ遅いほど難易度があがりそうですが、躍動感あるのが撮れます。今度やってみたいです。
他にもシルエットだったり、朝焼け夕焼けのときの撮影、羽根を広げているときの様子などなど、いろんな表情が楽しめる白鳥撮影。動き物は難しいですが、おもしろいですね。
カメラの設定
この辺はお好みなんですが、僕が今回やった設定を。
オートフォーカスは親指フォーカスに
D750はAFロックのボタンをフォーカスボタンに割り当てられます。こうすることで、シャッターボタンとフォーカスボタンを別に作動させられるのでフォーカシングしながらシャッターがきれますね。
フォーカスモードはコンティニュアスAFサーボ(AF-C)
コンティニュアスAFサーボ(AF−C)だとピントを合わせ続けながらシャッターがきれます。
撮影モードはS
シャッタースピードを1/1000で固定したかったので、撮影モードはSにしました。天気もそんなに悪くなかったのでISO感度もオートにしておきました。
あとはもうひたすら連写です。うつべし、うつべし。
まとめ
あんまり動き物を撮ることはないのですが、やっぱり楽しいものですね。
今回はD750+SIGMAの150-600mmだったんですが、となりで友だちのフラッグシップのヨンニッパがマシンガンみたいな音立ててるのを横目に撮影してたので、変な扉を開きそうになりました。
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