この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
花の撮影方法にはいろんなものがありますが、個人的におすすめなのが中望遠レンズを使ってふわっとした幻想的な雰囲気に仕上げる方法です。
けっこう難しそうな気がしますが、実は135mmレンズを使えばあっという間にこういった感じの写真が撮れてしまいます。
目次 非表示
まずは135mmレンズを用意します
今回の写真の撮り方の最大のコツは135mmレンズですので、持っていない人はとりあえずゲットしましょう。
僕が愛用しているのはカールツァイスのApo-Sonnar T* 2/135 ZF.2。
それは空気まで写す、ツァイス「Apo-Sonnar(アポゾナー) T* 2/135 ZF.2」
とはいえ、135mmという画角は当たればホームランですが、そこにバチッと当てるのはなかなか難しい画角だったりします。
単焦点でズームが効かないのに画角が狭いんですよね。
しかし、販売している135mmはけっこうなお値段がするものでして、うまく使えるか不安なのに単焦点のやたら高価なレンズの購入に踏み切るにはけっこう勇気がいります。
中望遠の明るいレンズで代替できる
135mmを購入するのはちょっとなあ、、、という人は今お持ちの100mm〜200mmくらいの中望遠レンズでf値の明るめのレンズでも代替することができます。
とくに100mmのマクロとかならけっこう近い感じが出せるかと思います。
とはいえ、やはり135mmには135mmにしか出せない雰囲気があるのでチャンスがあればぜひトライしてみてください。
1.小さめの花を探す
135mmにいちばん栄える花は足元にかわいく咲いている小さい花々です。全長が5〜10センチくらいのものが特におすすめです。
スノードロップ、セツブンソウ、クロッカス、ネモフィラ、コスモス、スイセンなどの花が撮りやすくておすすめです。
絶景スポットのようにすごい場所に行く必要はありません。そのへんの道端に咲いているようなこんなスノードロップでも
こんな感じでふわっふわな雰囲気で撮影することができます。そう、135mmがあればね。
2.とにかく開放
最大で唯一のコツは開放で撮ることです。レンズの一番おもしろい部分というのはやはり開放付近。個性がバッキバキに出るのが開放付近ですね。
135mmがない場合でもとにかく開放で撮影しましょう。焦点距離にもよりますができればf2.8くらいの明るさはほしいところです。
3.前ボケを入れることで花が浮かび上がる
前ボケが狙えるのなら積極的に狙っていきましょう。前ボケは正義です。
手前にもボケを入れることでとろけるようなボケの中に、ピントがあった花だけが存在し、それが幻想的な雰囲気をマシマシにしてくれます。
同じシチュエーションで撮影した写真で比較してみましょう。これもそれなりに前ボケが入っていますが、花の根元の部分の葉っぱとかにもピントが合ってしまっています。
さらにアングルを下げ、地面すれすれの前ボケ入れていくとこんな感じになります。花以外の部分がボケていくことで幻想的な中に花が咲いている雰囲気が増しているのがわかります。
必然的に地べたを這いつくばっているような姿勢で撮影することになるので、非常にあやしい感じになりますので人が多い場所では注意しましょう。
チルトモニターがあるカメラが便利!
チルトモニターの付いているカメラがあると、地べたに這いつくばることなく、地面スレスレのアングルを撮影することができるので便利です。
縦構図のほうが地面の前ボケを入れやすいので、縦チルトのあるZ9は非常に重宝しております。
4.円形グラデーションで光を表現
現像でもさらにひと手間加えて、幻想的な雰囲気を出していきましょう。こちらのスノードロップの写真を現像していきます。
円形グラデーションを使う
Lightroomを使って花と対角のあたりの位置に、円形グラデーションのマスクを作ります。
露光量を1.65くらいにあげます。そうすると花が光に照らされている感じを出すことができました。
円形グラデーションしか使っていませんが、一気に雰囲気が変わりましたね。
まとめ
135mmレンズ1本あるだけで、そのへんの道端に咲いている花を美しく切り取ることができます。
季節によって様々なお花が咲くので、ぜひチャレンジしてみてください。