この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
写真撮影のために飛行機を利用することがあります。
普段の移動でなら利用したことがある人もいるでしょうが、撮影機材などちょっと荷物が多くなる場合いろいろと不安になりますよね。どんなものを持っていけるのか、飛行機にのせられないものはあるのか。
今日は撮影で飛行機を利用する時に気をつけたいことなどを書いてみます。
目次 非表示
チケットの取り方
旅に慣れているかたはスカイスキャナーなどの安い航空券を比較してくれるサイトを利用してとるのもいいと思います。 日本語対応でかなり簡単に複数社の価格比較をすることができます。さくっと安い航空券を探すなら1番ですね。
ただ、慣れない海外旅行などでは乗り継ぎの時間どれくらいとったらいいのか分からないし日付変更線こえてちんぷんかんぷんになったりします。
旅慣れないうちは素直にツアー会社にお願いして相談するのがいいと思います。 航空券とるだけならそんなに手数料とられることもなかったりしますし、すごく丁寧に相談に乗ってくれると思います。
僕はカナダに行ったときは旅工房さんを利用しました。
地方から海外まで行くときなどは地方空港からの時間や羽田〜成田間の移動なども考慮しておく
海外の便が出ている空港ってけっこう少ないです。
そんなに遠くない国であれば地方空港から便がある場合も在りますが、基本的には成田発くらいのイメージでもいいのかなと思います。
成田発となると地方のかたはまずそこまで行くのが大変だったりするんですよね。 地方空港から羽田に飛び、そこから1時間くらいかけて成田に移動。 僕の住んでいる島根からだとそれだけで1日費やしたりすることもあります。
また、羽田〜成田間も案外やっかいで、リムジンバスが出ているものの繁忙期などは予約がいっぱいということもあります。
実際、僕もかなり余裕をみてチケットを取ってたつもりだったのにリムジンバスが満員で羽田の離陸時間に間に合わず、泣く泣く2万くらい払ってタクシーに乗ったことがあります。
地方から、羽田から成田までの移動もちゃんと考えておきましょう。
旅行に持っていく荷物について
旅先に持っていく荷物はたくさんあると思います。
飛行機では
- 機内に持ち込む荷物
- 空港で預けて飛行機の貨物室に入れて運ぶもの
- 身の回り品
この3つに分けられます。
ほとんどの航空会社ではこれらの持ち込みや預入れが各1個になっています。
2個以上になると追加料金が発生したりLCCの格安チケットなどは荷物は別料金になっていることもあるので各航空会社ごとに確認が必要です。
3つの違い
この3つの荷物の種類、イマイチわかりにくいので簡単に説明しておきましょう。
預入荷物
空港で預けて、飛行機の貨物室に入れて運ぶもの。スーツケースとかデカいもの。
手荷物
機内にもちこめて、上にある荷物棚に入れるもの。小さめのスーツケースでもいける。上の棚に入らないくらいの大きさはアウト。貴重品など預けたくないもの。
身の回り品
機内にもちこめて、離着陸の際は前の座席の下に収納できるサイズのもの。言葉どおり、飛行機での移動中に使う身の回りのもの。
機材は持ち込むか?預けるか?
さて、撮影で旅行に出かけるあなたが悩むのは機材をどうするか?ということだと思います。
普通の旅行なら着替えなどの荷物はスーツケースなどに入れ空港で預けてしまい、身の回りの手荷物を機内に持ち込めばいいんですが、我々はそうはいきません。
着替えや荷物の他に、撮影のための機材が山のようにあるわけです。
この機材を機内に持ち込むか預けるか?かなり悩ましい所ですが個人的にはできる限り機内に持ち込む方がいいのかなと思います。
各航空会社でもカメラなどの貴重品は機内への持ち込みを推奨しています。
どんなふうに扱われるか不安
飛行機の荷物は、航空会社にもよりますがわりと雑に扱われるようです。国内線ならまだしも、海外でもいくと、やはりおおらかな方々も多いようでして。
とはいえ、下手したらウン十万もの精密機械であるカメラやレンズが入った荷物をぶん投げられたらたまらないわけですwww
機内に持ち込めば自分で管理できるのでそういった不安もなくなります。
ロストバゲージの危険性がない
直行便があればいちばんなんですが、多くの場合飛行機の乗り継ぎがあると思います。
そうなってくると、荷物も飛行機を乗り継いでいくわけですが、やはりたまにその荷物が目的地に着かないなんてこともあるようです。
また、盗難や似たスーツケースを間違って持っていかれてしまったなどなどのリスクもあります。
衣服程度なら、たとえなくなったところで現地で買うという方法もあるのですが機材が入った荷物がロストしてしまえば、youは何しにこの国へ?といったことになってしまいます。
機内に持ち込めばそういったリスクも回避することができますよね。 ということで、僕自身基本的には撮影機材は全て機内に持ち込むようにしています。
預けることになるスーツケースには、着替えなど最悪無くなっても撮影が続行できるものを入れるようにしています。
機内に持ち込める荷物のサイズ
機内に持ち込めるサイズは各航空会社で違ってくるので、ご利用の際に必ず確認していただきたいのですが、基本的には機内、客室にある荷物棚に入る大きさをイメージしてもらえばいいと思います。 ちなみに各航空会社の機内に持ち込める手荷物のサイズはこんな感じ。
JAL・100席以上 | 合計115cm以内、55cm×40cm×25cm以内 | 10kg以内 |
JAL・100席未満 | 合計100cm以内、45cm×35cm×20cm以内 | 10kg以内 |
ANA・100席以上 | 合計115cm以内、55cm×40cm×25cm以内 | 10kg以内 |
ANA・100席未満 | 合計100cm以内、45cm×35cm×20cm以内 | 10kg以内 |
ピーチ | 3辺合計が115cm以内 | 7kg以内 |
バニラエア | 55cmX40cmX25cm以内かつ、三辺の合計が115cm以内 | 7kg以内 |
イマイチよく分かりませんね。
例えば僕が使っているカメラリュックはf-stopというメーカーのTILOPAというモデルなんですが
こんな感じの大きさ。
本気を出せばこれくらいの収納が可能なモデルです。詳しくはこちらをご覧になってみてください。
[blogcard url=”https://logcamera.com/tilopa/″]
ちなみにこれパンパンにしたサイズで59.7×35.6×30.5なので航空会社によっては持ち込めないかもしれません。
リュックなのでスーツケースと違ってかっちりとしたサイズにはならず、荷物棚にも入るので僕は今まで持ち込みでひっかかったことはないですが、まあ注意しておきましょう。
思ったより大きめの荷物も持ち込めることが分かると思います。スーツケースでもサイズによっては持ち込み可能です。
機内には「身の回り品」も持ち込める
機内の上の収納棚に入れるものとは別に、飛行中に必要なものを入れておく「身の回り品」も持ち込み可能です。
これに関しては具体的なサイズが明記されてない航空会社もけっこうありますが、基本的には離着陸時などに前の座席の下に収納可能なサイズになります。
なので、ハンドバッグなどの小さめなものにしておきましょう。
身の回り品はできるだけ小さいほうがいい
特に海外に行く場合などは身の回り品はなるべく小さいほうがいいと思います。
エコノミークラスなどは座席スペースがかなり狭く、本来足を伸ばせるスペースに身の回り品があると邪魔になってしまうからです。
靴なども脱いでリラックスしたいと思いますし、狭い中でも足元のスペースはかなり大事なのでなるべく広く保てるようにしておいたほうがいいと思います。
追加で料金がかかるのは?
LCCの格安チケットや、それらに対抗して各航空会社からも安いチケットが販売されています。
安いチケットは預け入れの荷物でもお金がかかるので、写真撮影でたくさんの機材や荷物を持って行こうと思ってる我々からはそこまで魅力的ではないかもしれません。 例としてLCCのピーチ航空の預け入れはこんな感じ
シンプルピーチには受託手荷物の料金は含まれておりません。お預けが必要な場合は、追加料金にてお預けいただくか、受託手荷物1個分が含まれるバリューピーチ、または受託手荷物2個分が含まれるプライムピーチをお選び下さい。
もっとも安い航空券では荷物の預入ができず、機内に手荷物と身の回り品のみとなっています。
手荷物に関しても一般的な航空会社と比べると制限が厳しい場合もあるので注意が必要です。
三脚の長さは何センチまでOK?
三脚の長さにも注意が必要です。
多くの航空会社では「折りたたんだ状態で60cm以下」となっています。 ただ、自分の持ってる三脚の長さってイマイチわからないですよね。
トラベラー系の三脚であれば、その名の通り旅に持っていけるよう作られているので基準をクリアしていると思います。
ただ、目の高さまで伸ばせるようなものや段数が3段のものは60cmを超えてることが少なくないでしょう。
雲台を外したり、バラバラにして60cm以下なら大丈夫なようですが、あまりギリギリの長さのものは気をつけておきましょう。
バッテリーは必ず機内に!!!
バッテリーも注意が必要なものの一つ。
撮影に行く場合、たくさんの予備バッテリーを持っていくことになるでしょう。 スマホやその他の機器の充電のためにモバイルバッテリーだって必要になります。
充電式の電池のほとんどはリチウムイオン電池と呼ばれるものです。 んでもって、このリチウムイオン電池=バッテリーは飛行機に持ち込む際にややこしいもののひとつ。
まずは表を見てみましょう。 種類 ワット時定格量(Wh) 機内持ち込み お預け 本体に内蔵されている電池 160Wh以下 ◯ ◯ 160Whを超えるもの × × 予備電池 ※短路(ショート)しないように個別に保護してあるもの 100Wh以下 ◯ × 100Whを超え、160Wh以下 ◯(2個まで) × 160Whを超えるもの × ×
ややこしい! なるべくわかりやすく解説してみます。
Whってなんだ?
Whというのは「ワットアワー」の略なんですが、その計算式は
Wh=V(電圧)×mAh(電流容量)÷1000
よく5000mAhのモバイルバッテリーとかっていいますよね。
例えばAnkerのこれなんかは5000mAhの製品です。
リチウムイオン電池の電圧は3.7Vとすべて固定なのでこのさきほどのモバイルバッテリーならば 3.7V×5000mAh÷1000=18.5と、そこまで気にする必要もないくらいの容量だということがわかります。
さきほどの表に出てくるような160Whを超えるようなリチウムイオン電池は例えばこちらのポータブル電源のようなものとイメージしてもらったらいいでしょう。(ちなみにこれで434Wh)
100Whを超えるバッテリーは機内に2個までという制限のある航空会社は多いのですが、逆算すると27028mAh以上のモバイルバッテリーやバッテリーを持ち込む際にちょっと気をつけたらいいということになりますね。
例えばこれなんかがそうですが、かなりデカいものになるので、用途としてはけっこう特殊だと思います。少なくとも写真撮影であんまり出番はないかもしれません。
カメラのバッテリーやモバイルバッテリー程度であれば何個でも持っていけるわけです。安心しましたね。
ほとんどの航空会社が似たようなものだと思いますが、各航空会社によっては違う場合もあるので必ず確認はしておいてくださいね。
バッテリーは必ず機内に持ち込む
さて、そんなバッテリー類ですが必ず機内に持ち込みましょう。預け入れはできません。
機内に持ち込めるもの、持ち込めないものと色々あって迷いますが「カメラ関係は基本、機内に持って入る」くらいの認識で大丈夫てす。
本体に内蔵している電池はOK
じゃあ、家電製品は全部機内に持ち込まないといけないの?と思ってしまいますが、この持ち込みの規制はあくまでバッテリーだけです。
髭剃りやポータブルのDVDなど、本体に電池が内蔵している場合は預入れが可能です。 これらも、160Whをこえるようなものはそうそうないと思います。 必要ないものは荷物になるだけなのでスーツケースに入れておきましょう。
カメラリュックはジャマなのでポーチやサコッシュみたいなのがあると便利
飛行中は手荷物は頭上の荷物棚に収納しておくことになります。 離着陸時はもちろん開けることはできませんし、機体が安定した後も気軽に荷物の出し入れ、というわけにはいきません。
ですので、飛行中に使いそうな荷物などはあらかじめポーチなどにまとめておくと便利です。 またサコッシュのような軽くて薄いものがあるとチケットとかモバイルバッテリー、ケーブル類など入れておくのに便利です。
[blogcard url=”https://logcamera.com/sacoche/″]
まとめ
一度乗ってみると案外かんたんなのですが、乗る前はなかなかイメージしにくいと思います。 空港で慌てることがないようにしっかり準備していきましょう。
[st-catgroup cat=”389″ page=”5″ order=”desc” orderby=”id” child=”on” slide=”on” slides_to_show=”3,3,1″ slide_date=”” slide_more=”ReadMore” slide_center=”on”]