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イメージセンサーのゴミが気になったことありませんか?
ブロアーでどんなにシュコシュコやっても取れないゴミ、あなたのカメラにも付いているかもしれません。現像時に修正するのもめんどくさいし、かといってメーカーに修理を頼むにも、近くにサービスセンターなんて無いし…
かくいう僕も最近すげえデカいゴミがカメラのセンサーに付いていて、かなり邪魔でした。
TwitterのフォロワーさんからRICOHの「イメージセンサークリーニングキットO-ICK1」いいよ!って教えてもらい、購入したので紹介してみます(๑•̀ㅂ•́)و✧
こちらペンタックスが出しているので通称ペンタ棒というそのまんまな通称でも呼ばれております。
まずはゴミがどれくらいついてるかチェックする
とりあえず、最初に警告を。注意じゃないよ、警告だよ!
イメージセンサーはカメラの心臓部、ちょっとしたことでキズがつきます。ちょーデリケート。しかも、一度傷ついたセンサーはすぐには治らない!メーカーで修理してもらわないと治らない!
なので、かならず自己責任で!よろしくお願いしますね!
んで、例のゴミなんですが、この矢印の先っちょのところにあるのがわかるでしょうか?
これはデカいゴミなんですぐに見つかりましたが、写真の絵のなかに隠れて見えないような小さなゴミも実はたくさんあります。なので、まずはどれくらいゴミがついているか見てみましょう。
白い紙を撮影してみる
ゴミを見つけるために、白い紙を撮影してみます。
絞りはなるべく絞った方が見つけやすいみたいです。目一杯絞ります。ピントは無限遠に。ピントがどこかにあっちゃうとゴミがどこにあるかわかりにくくなりますからね。
けっこう汚れているのがわかりますかね。
トーンカーブでもう少し強調してみる
これだけでもけっこうわかるんですが、もう少し強調してみましょう。
RAW現像ソフトにはトーンカーブがあると思います。そのトーンカーブをこんな感じに「M」字や「W」字の形にしてみると、さらにゴミが見えやすくなります。
さらにハイライトやシャドウを弄って見たものがコチラ。
ぎやあああああああああああ(;´Д`)
こんなにびっちりゴミがついてるなんて!除去だ!除去!!
センサーについているゴミを掃除する
先ほども書いたとおり、センサーは非常に傷つきやすいものです。できるのならば触らずに穏便にしておきたい。また、センサーを掃除する時はレンズも外し、カメラの中のミラーも上げる、真っ裸状態なので、掃除するつもりが余計にゴミがついた、なんてことにならないように注意したいです。
まずはホコリの少ないキレイなところに
掃除するつもりがまたゴミがくっつかないよう、きちんと掃除してあるホコリの少ないキレイな場所で作業しましょう。
また、衣服などもホコリが舞うようなものには気をつけましょう。
お風呂入ったあと、乾燥させた浴室なんかいいみたいですよ。まあ、僕は普通にリビングでやりましたが。
ブロアーでゴミを吹き飛ばす
できることなら、なるべくセンサーには触りたくありません。まずはブロアーでホコリを吹き飛ばせないか試してみましょう。
カメラからレンズを取り外します。そこからカメラの内部が見れると思いますが、一眼レフであればレンズを外して見えるのはカメラの中のミラーです。ミラーレス機ならそのままセンサーが見えますね。
カメラのメーカーによって違うと思いますが、センサークリーニングのためにミラーを上げることができます。Nikonであればメニューの「クリーニングミラーアップ」がそれですね。
そうやってセンサーにブロアーで風を送り込みゴミを吹き飛ばしましょう。この時、必ずカメラは下向きで。上向きだと舞ったホコリが再びセンサーにくっついてしまいます。
ブロアーがセンサーに触れないように気をつけてくださいね。
それでもダメなら、とりあえずサービスセンターへ
各メーカーのサービスセンターに持ち込んだり、送付すればセンサーのクリーニングをしてくれます。Nikonであればサービスセンターの持ち込みや修理センターへ送付してセンサー清掃してもらえます。下手にセンサーに触ってぶっ壊してしまったらウン万円の世界なので、さくっとプロにお願いしたほうが安心です。
近くにサービスセンターは無いし、送付するのも手間だし……
僕は島根の田舎に住んでいるので、近くにNikonのサービスセンターなんてあるわけがありません。
送付すればいいかもしれませんが、やっぱり送ったりするのは手間だし、その間写真撮れなくなるし……
というわけで、今回RICOHから発売されているイメージセンサークリーニングキットを試してみました!
イメージセンサークリーニングキットでセンサーの掃除の仕方!
中身はクリーニングスティックとクリーニングシート
こちらがそのイメージセンサークリーニングキット O-ICK1。ペンタ棒やらぺったん棒やらいろんな可愛らしい愛称があります。
中にはこんな、小さい棒が入っています。これがクリーニングスティック。この先っちょのところなんですが、グミみたいな柔らかさの材質でネバネバしています。このネバネバにゴミをくっつけて取っちゃおう!という算段です。案外原始的ィ!
非常にネバネバしているので、そのままで置いていたら次から次へとホコリがつくので、カバーがついています。きちんとカバーしておけば数年保管ができるようです。
中にはもう1個、こんな付箋の束みたいなのがついています。これはクリーニングシート。
この紙、保護シートをめくると、こちらも表面がネバネバしております。
さっきの赤い所につけたホコリをさらにネバネバのこの紙にくっつけてきれいにしちゃおう!という算段ですね。
カメラのセッティングをしよう
一眼レフカメラの場合は、中にミラーが入っています。なのでまずはセンサーを掃除できるようミラーアップしてやります。ブロアーで掃除するときも同じことをやりますね。
Nikon機であればセットアップメニューに「クリーニングミラーアップ」という項目があります。他のカメラにも同じような機能があると思います。
選択すると、こんな画面に。シャッターボタンを押すとミラーがあがり、シャッターが開きます。
はい、こんな感じ。これ、センサーむき出しの状態なので、せっかく掃除するのにホコリがつかないよう要注意してください。
ミラーレスカメラであれば、ミラーがなくセンサーむき出しになっているのでそのまま作業することができます。
これでセンサーを掃除する準備が整いました!
カメラを水平に置き、クリーニングスティックでホコリをとる
カメラを水平に置き、クリーニングスティックの先をやさしく、ひっじょーにやさっしくセンサーにくっつけてやります。ちなみにこれ撮影する時ホコリつくの怖かったんで、カバーをつけたままですが、外してから行ってくださいね。
カメラの中ってけっこう見づらいのでこんなヘッドライトがあれば便利かも。両手も使えるし、中を明るく照らせるし。歯医者さんみたいな感じですね。
2度漬け禁止
クリーニングスティックはきちんとまっすぐセンサーに垂直に立てるように。ふんわり当とてるような感じでくっつけます。センサーにあてた時点で、すでになにかしらのゴミがくっついています。このまま何度もペタペタやってたらゴミが広がるだけなので、1回あてたら取り出しクリーニングシートで清掃します。強く押し当てたり、こすったりするのは厳禁。
クリーニングシートのほうも1度清掃した部分は2度と使いません。こちらも2度漬け禁止です。
んで、ファーストペタンプレッションなんですが、これ、あれね、思いのほかぺったりつくんすよ。予想以上ペターってなるのでかなりビックリしました。かなり粘着力が高いのでそのままセンサーがもげるかと思いました。
慎重にぺったんしましょう。
センサーのゴミは上下逆になっている
ライトで照らすと、センサーにゴミが付いているのがわかるくらい大きいものもありますが、ちょっと見づらい小さなゴミもたくさんあります。
ということで、最初に撮った画像を参考にしながら掃除していくんですが、この画像の場所とセンサー上の場所って、上下逆になっているので注意が必要です。
画面では右上にあるゴミは
センサー上だとこのあたりにあります。センサーの位置と画像の位置は一緒じゃないんですね。
チェックしてみよう!
ひととおりゴミを撮り終わったら、もう1度最初にやったように白い紙を撮影し、チェックしてみます。
おお−!けっこうキレイに取れてる!!初めてのセンサー清掃でしたが、わりと上手にいったのではないでしょうか。
まとめ
最後にもう1度確認しておきますが、自己責任でお願いしますね。
また、取りきれない細かいゴミもあるでしょうし、無理をせず、たまにはカメラにお休みをあげると思ってサービスセンターに清掃お願いしましょう。ファームアップとかもしてくれるし。
とはいえ、センサーの掃除ってなんか特別難しそうと思ってたわりには案外キレイにできて大満足です。