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前回→死ぬまでに見たい絶景!ウユニ塩湖へ行ってきた!!その3
いよいよウユニも最後の1日。
少しの仮眠のあと2回目のサンライズツアーへと出かけました。
目次 非表示
ウユニ滞在4日目(2月8日月曜日)
ウユニの滞在期間は4日間。今日この日の夕方までにはホテルをチェックアウトし、ウユニからラパスまでの飛行機に乗らなければいけません。朝の8時に町に帰り、少し仮眠することを考えると、このサンライズツアーがウユニ最後のツアーとなります。
星が撮りたかった僕としては、最後のサンライズツアーにかなり期待していました。せめて一瞬、そう一瞬でいいのでその姿を見せてくれないかしら。
ブリサのツアーに参加したのですが、穂高より30分遅い3時からの出発でした。少しでも長くウユニにいてそのチャンスを狙いたいので少々気がはやります。早く!早く私をウユニに連れて行って!!!
……なんか、走ってる途中、車から煙が出てきました。
まさかのトラブル発生!!まwwwじwwwでwwww
どうも中のファンみたいなのがぶっ壊れているわ、冷却水が漏れるわ、エライことになっています。
途方にくれるアミーゴ。真ん中にペットボトルみえますが、水いれると全部下に漏れるwwwwちゃんと点検しといて٩(๑òωó๑)۶
他のツアーのドライバーも集まってきて作戦会議です。
結局この車じゃ走らないということで、急遽町から別の車を用意してもらえました。危うくこのままツアー終了かと思いましたが、安心しました。
なんとかかんとかウユニ塩湖に到着
なんとかウユニ塩湖につくことができましたが、なんだかかなりモヤが多い。雲こそないものの、満点の星空というわけにはいきませんでした。残念。
ただ、南半球でしか見られないという南十字星はなんとかゲットできました。写真の上のあたり、中央からちょっと右に十字を描く星が見えるでしょうか?
この後またもや雲が出てきたので、ツアーの参加者と明かりでいろんな文字を書いてみました。
saizouの文字をウユニ塩湖に残してきました。やったぜ!
ちなみに一番右のへったくそな奴が僕です。みんなちゃんとやってくれてるのに。ぐう無能。
サンライズツアーでしたが、この日も朝焼けは見れず。しかし、先日の雨で塩湖にはたくさんの水が。曇天とはいえ、そのすべてを反射している静かな世界はこの世とあの世の間にいるような、そんな不思議な気持ちにさせてくれました。
ひとりで歩いていたら、どこかに迷い込んでしまいそうです。
ワンチャンあるで
最後のツアーを終え、ウユニの町に帰ると、お祭り後で浮かれ気味のウユニの人々。お祭りのあとのウユニの人は、ほとんど仕事をお休みして昼間っから飲んでるみたいです。先ほど参加したサンライズツアーも、かなりドライバーが少ない中なんとかねじ込むことができました。
これでウユニも最後かあ、なんて思いながら朝ごはん。帰って少し寝たら、帰る準備をしなきゃいけません。
ちなみにウユニに滞在して一番おいしかったのが、露天で買った5ボリ(90円)くらいのこの食べ物でした。やっぱりメルカド近くの露天で食べるのが一番いいのかもしれないなあ、なんて考えながら町を歩いていると、初日のサンライズで一緒だった日本人が。
どうも、デイタイム(日中)のツアーに行きたいのだけど、穂高もブリサもいっぱいだったみたいで。他のツアー会社でツアーを組みたいけど、2人しかいないんでどうしようかと思っているとのこと。
体調の悪いのを押して、昨日からサンセット、深夜も寝ずにサンライズのツアーに参加してきて、これからさらに寝ずにデイタイム、そこから飛行機。一瞬かなり迷ったのですが、言葉のほうが先に出ていました。
「僕も一緒に行かせてください」
現在、午前8時。デイタイムの出発時間が10時なので、9時までに7人集まらなければ催行されないとツアー会社の人に言われます。
んで、9時にもう一度張り紙を見に行くと…おおおお!集まってるー(;゚∀゚)=3ムッハー
サンライズの様子では、今日のデイタイムもあまりコンディションはよく無さそうです。それでも、最後の最後までしっかりとウユニと向き合っていきたい!倒れる時は前のめり!という思いでツアーにぶっこみます。ウユニはもう少しだけ続くんじゃ。
ほんとに最後のウユニ塩湖
ただ、予想通りというか、残念ながらというか、コンディションはやっぱりよくありません。
今年のウユニは1月にほとんど雨が降っておらず、先日ようやくしっかりとした雨が降ってきました。なので湖底にたまった汚れが泡となって出てきてしまい、キレイな鏡張りが見れなくなっているのですね。
現地の様子に同行者のテンションもあまり高くならず、少し諦めムードです。ただね、僕は写真撮るときいつも思うんです。どんなにコンディションが悪くたって、想像力と知識と技術でなにかしら1枚の写真を撮らないといけないと。
諦めてカメラバッグに機材をしまってしまえば、1枚たりとも写真は撮れません。僕はまだまだ下手くそなので、せめて諦めることだけはしたくないのです。
「困ったらHDRと魚眼じゃよ」僕の生まれる前に無くなったひいおじいちゃんはいつも縁側でうちの父親に行っていたそうです。すみません、ウソです。
ランクルとウユニと魚眼とHDR。
ウユニと魚眼、彩度高め。
ほんとは星を撮るために持ってきた魚眼でしたが、最後の最後で大活躍を見せてくれました。困ったら魚眼とHDR。これテストにでますからね。
というわけで、長いようであっという間のウユニもこれにてほんとに最後です!アディオス!
帰国!!さよならウユニ!!
行きの記事だけで1本使ったので帰りは早送りで行きましょう。ちなみに全部で6回飛行機乗り換えるデスロードです。
ウユニ空港を18:00に出発。
ラパスには暗くなってから到着。治安が悪いことで有名なのでここだけ日本でホテル予約していきました。
サガルナガ通りにある、ホテルサガルナガ。ホットシャワーが出るってエクスペディアには書いてありましたが、水以上、ぬるま湯未満の液体しか出てきませんでした٩(′д‵)۶
晩ごはんはリャマ肉にリベンジ!ウユニのに比べると若干やおい。リャマに肉は脂があんまりなく、たくさん食べれる感じがいいです。クセもないし。
2回目の乗り継ぎ。朝7時の便でマイアミへ。
久しぶりのマイアミ。ここから3回目の乗り継ぎでニューオリンズへ。
ジャズの町らしく、空港内にラッパのおっさんの像があるニューオリンズ空港。今日はここで空港泊。4回目の乗り継ぎで次はダラスへ。
5回目の乗り換えでようやく日本に向けて。ちなみに成田まで13時間。殺す気か。
ゲッソリしながらようやく成田へ。行きがだいぶ時差ボケひどかったのですが、帰りはホッとしてたのか、うまいこと寝れたのでそんなに時差ボケありませんでした。
このあと羽田に移動して6回目の飛行機やら車で移動やらでようやく我が家へ。
帰りのサービスエリアでひっさしぶりの日本食。ああー、お出汁おいしいんじゃあああ。ちょっとマジで感動しました。日本の食べ物は世界一ですよ、奥さん。
ということで、長かった僕のウユニ遠征もとうとう終わりをつげました。
最後に
ブログや各SNSなどで、ウユニの写真をみなさんに褒めていただいて、すごく嬉しいです。この旅行記もたくさんの方にみていただけました。
んで、じゃあこのウユニ遠征に大満足しているかというと、どうなんだろう、とちょっと思うのです。
長い休みをいただけ、ウユニに行けるだけでも幸せです。もちろんそうです。天気も当初の予報が大きくハズレ、晴れのウユニや雷のウユニといろんな表情を見ることができました。
けれど。けどねえ、僕の頭の中で描いていたイメージの写真って3割も撮れてないんよ。技術が未熟というのも、もちろんあるけど、やっぱりコンディションがあまりよくなかった。
期待していた天の川はもちろん、星もほとんど見ることができなかった。一面鏡張りを撮りたかったのに、湖面には久しぶりの雨のせいで浮き上がった汚れがたくさんあった。
あ、愚痴じゃないのでもうちょっと聞いてね。
けどね、これはね、きっと天啓なんだと思ってるのです。僕はあんま神さまとかは信じないし、オカルティックなもんは興味ないんだけど。
今回熱望していた景色を見れなかったのは、何かのメッセージなんだと、思っとるんです。写真の神さまからの。充分オカルティックですね。
ウユニの町というのは、観光客も多いんだけど、それ以上にそこで出会ったのが世界一周中のバックパッカー。日本では周りに世界一周してきたって人、一人もいないし、世間一般で考えると、彼らはマイノリティなんだと思うんだけど、ウユニではかなりの割合でそんな旅行者と出会う。
なんだか、世界を旅していないのが、逆におかしいんじゃないかと思うほど(笑)
彼らの話を聞いていると、とてもエキサイティングです。日本では見れない光景、体験、感動がまだまだたくさんあるんだと。そして、行こうと思えば、バックパック一つ背負い旅する権利は僕にだってあるんだと。
今回ウユニでコンディションの良い日に巡り会えなかったっていうのは、圧倒的に日数が足りなかった。
年に少しの雨季の時期。さらには星がキレイに撮れる新月の時期。雨がしっかりと降り、湖面の水量はくるぶしあたり。無風でいいお天気で、それでもちょっとは雲があって。夕方になればしっかり焼けて、夜には今度は雲ひとつ無い快晴。
そんなウユニを期待していって、そりゃあ4日間じゃあ少なすぎるんですよね。ちなみに僕が来る1日前と帰った1日あとは星が見れたそうです٩(′д‵)۶
せめて1周間、できれば2週間くらいべったりウユニに張り付きたかった。それでも、今の僕にはこのお休みが限界でした。
だからね、僕、もっと休めるよう、いろいろ考えようと思っているんです。
今の環境のまま休むのか、それともガラッと環境を変えるべきなのか。それはやってみないと分からないけど。
お仕事してお金をもらうのは、自分の自己実現のためです。仕事をする理由が仕事になってはいけない。とはいっても、やっぱり仕事も大事。そのあたりのバランスをどうにかとりたい。
そう遠くない未来、ぜったいにウユニにはリベンジに行かないといけない。今はそう思っています。ウユニでイメージしていた写真が撮れなかったからこそ、僕は今前向きに、いろんなことを考えています。ウユニ(だけに限らずいろんな場所)の絶景を撮影するために、ガッツリ時間をかけられるような環境作り。
できるかどうか、なんて思わない。僕たちは飛ぼうと思ったら空だって飛べる、そう信じています。夢だと思っていたウユニに行くことができ、その思いはますます自分の中で確実なものになっているから。
そんな決意をさせてくれるために、今回写真の神さまはあえてこのウユニに出会わせてくれたんだと。熱望していた景色に出会ってしまえば、そこで「ああ、いい写真撮れた」つって終わっちゃってたし、こんな風に考えなかったから。僕は、今回のウユニの旅をそんな風に思っています。
というわけで、これからもますます写真とカメラにのめり込んでいきたいなと考えています。ログカメラの戦いはこれからだ!
長らくの間、お付き合いいただきとてもうれしいです。これでめでたくウユニの撮影記は終わりになります。ご愛読ありがとうございました。
saizou先生の次回作にご期待ください!
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