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突然ですが冬の手袋の話です。冬の防寒の中で正解がわからないものの1位、2位をあらそうのが「手袋」です。
手の防寒自体はそんなに難しくなく、とにかく厚手の手袋つけてダウンのポケットに手をつっこんでいたらいいのですが、我々フォトグラファーは写真を撮影するためにカメラを操作しないといけないわけです。
そうなると分厚い手袋は邪魔でしょうがない…。そんな問題でずっと悩んでいますし、これからも正解は見つからないのだと思いますが今回、アイスブレーカー(icebreaker)の200 オアシス グローブライナーを購入してみました。
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アイスブレーカーとは
アイスブレーカー(icebreaker)はニュージーランドに本社を置くアウトドアブランド。
その最も特徴的なのがニュージーランド産のメリノウールを使った商品展開です。
メリノウールというのはメリノ種という羊の毛のこと。このメリノウールは普通の毛糸と違い以下のような様々なメリットがあります。
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- 保温性が高い
- 湿度調整に優れている
- 肌触りが良い
- 防臭性がある
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そんな良質なメリノウールをふんだんに使用した製品を作っているのがアイスブレーカーです。
スマートウールとの違いは?
同じく、メリノウールを使った製品づくりを得意としている会社にスマートウールがあります。ここの靴下なんかは僕も愛用しています。
[blogcard url=”https://logcamera.com/smartwool/″]
どちらもメリノウールが得意なんですが、個人的な感覚ではスマートウールがモコモコ、フワフワした感じのが多く、アイスブレーカーはサラッとした着心地のものが多い気がします。あくまで個人的なイメージなんですが笑
200 オアシス グローブライナー
アイスブレーカーの製品には商品名のところに数字がついています。これは㎡あたりの重量で生地の厚さを示す数字。これが多くなるほど厚手になります。
200は秋口から春まで、山ではオールシーズン使えるような製品が多いです。
というとで今回買ったのは「200 オアシス プローブライナー」手袋としてはかなり薄手のタイプになります。
撮影に使うときのために購入
撮影の時の手袋どうする問題なんですが、もう諦めることにしました。やはり、間違っていたのが「1つのシステムで最初から最後まで運用する」ということ。
今はノースフェイスのこちらのアウターグローブにこのインナーグローブを重ねて使っています。
これらもけっこう動かしやすいグローブで雪山などでストックやピッケルなんかを扱うにはいいんですけど、じゃあこれでカメラの操作ができるかと。
NikonのZ7は操作性が非常に高く、こういう厚手のグローブでも扱いやすく作ってあるのはあるんです。けど、僕わりとせっかちでなんだか途中でうっとおしくなってきてすぐグローブ外しがちなんですよね…
ただ、カメラ周りってアルミの素材のものとかけっこうあって(Lプレートとか雲台の部品とか)そんなものを迂闊に触ろうものなら一瞬で体温が奪われてしまいます。
[blogcard url=”https://logcamera.com/z7review/″]
撮影は撮影でグローブを付け替える
ということで、現地までの移動、待機時間は厚手のもの、撮影時には薄手のものに付け替える、というシステムで運用してみようかと思った次第です。
3枚重ねる、という方法もあるんでしょうけど、手持ちのグローブで3枚重ねると圧迫されてしまうのでって逆に血流が悪くなりそうなのと、せっかくそれぞれ操作性のいいもの買ってるのに、3枚重ねにすると手が動かしなくそうなので却下しました。
外観
ということで、こちらの200 オアシスグローブライナーの外観を見てみましょう。
ちなみにサイズはS。僕は170cmでけっこう手も大きいのですがわりとフィットさせたかったのでSにしました。ストレッチが効いているのでそんなに窮屈ではありません。
非常に高いフィット感
親指の部分や手の甲の部分などでパターンが変わっており非常に動かしやすくなっています。生地にもしっかりとしたストレッチがあり指先の繊細な動きを妨げることがありません。
以前、extremitiesで似たような薄手のグローブをかったん買ったんですが、ストレッチもなく指ごとの長さもちぐはぐだったりで、細かく動かすのがイマイチできなくて使わなくなってしまいました。
薄いグローブだからそんなに高いのじゃなくても…なんて思ったんですが、やはりここは妥協せず自分の指に合ってしっかり動かせるものがいいなと思い知りました。
非常に細かく動かせる
ご覧の通り、ちょっと透けるくらいには薄手です。なので、風もバンバン通すし、保温性がすごいかといわれるとそうでもないというのが正直なところ。
しかし、その分非常に細かく動かすことができます。もちろん、何もつけてないのと同じくらいとは言えませんが、それでもそれに近いくらいには動かせます。
NikonのZ7あたりであれば、手袋をつけたまま何不自由なく操作することができます。レンズ交換もまあ、ギリいけるかなといった感じです。
機材に直接触れずに済むのが大きい
さっきも書きましたが、めちゃくちゃ保温性があるわけでもないし、真冬の雪の降りしきるなかではこれだけだとまあ寒いです。
しかし、これをしておけば機材に直接触れることがありません。
寒さや風はまあまあ我慢できたとしても、機材、特にアルミの部分なんかに触るともう1発で熱が奪われます。カメラの外装なんかもずっと触ってるとやはり熱が奪われる。
厚手の手袋をしていても、うっとおしくなっていつも外しては、機材に熱を奪われて寒い思いをする(けど、シャッターチャンスを逃したくないので我慢する)みたいなことが良くあったので、これでかなり改善されそうです。
しばらく運用してみる
ということで、しばらくは
・行動中はアウターと厚手のグローブ
・現着して撮影を始める場合はこのライナーグローブにつけかえ。場合によってはアウターもつけながら。
という形で運用してみようと思います。
少し撮りに行きましたがマイナス1桁くらいだとこのグローブライナーとアウターで割と快適に撮影できそうです。アウターにはリーシュがついてるので、撮影時はぶらぶらさせておけばいいですし。
マムートに合わせてもいけそう
マムートのグローブは指が出せて使いやすいんですが、結局素手の指で触ると冷たくなってしまうのでこのグローブライナーと組み合わせるといい感じに使えそうです。
ただ、親指の部分がちょっとキツいかな…。
この辺はサイズの選び方次第ではありますが。
260 テックグローブライナーとどちらがいいのか?
アイスブレーカーには同じような製品で 260 テックグローブライナーがあります。260なので、少し厚目になります。保温性は良くなりそうですが、その分動かしやすさが少し劣ります。
実際にお店でつけ比べてみましたが、精密な動きがこれでどこまでできるかな…と考えたけっか200 オアシスグローブライナーを選びました。
まとめ
冬と撮影の手袋どうするの問題に正解は無さそうですが、こちらのグローブライナーはけっこういい働きしてくれそうです。