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フリッカー低減やダイナミックAF9点が追加!D5が新ファームウェアをリリース!

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D5

via:D5 – 概要 | 一眼レフカメラ | ニコンイメージング

Nikon D5の新しいファームウェアがリリースされました。

このファームウェアで4つの拡張機能が追加。

  • 4k動画の記録時間が延長
  • 動画撮影時の電子手ブレ補正機能を追加
  • フリッカー低減機能を追加
  • ダイナミックAFに9点が追加

もともと機能満載のD5でしたが、ますます便利になりそうです。



ファームウェアとは

ファームウェアってなんぞ?という人もいると思うので。

カメラもいまやソフトウェアが入っており、プログラムで動いています。カメラを発売する前では気づけなかった不具合などもあるわけで、そういった不具合に対応したりするためにファームウェアをカメラメーカーが配布し、それぞれのカメラでアップロードすることができます。

パソコンのソフトウェアをアップデートするような感じですね。

不具合の更新だけでなく、今回のように機能が追加されるようなアップデートもあります。



D5のファームウェアの内容

では、今回どんなアップデートがあったのかちょっと見てみましょう。

フリッカー低減機能を追加

今回のアップデートで僕が一番注目しているのがこのフリッカー低減機能

フリッカー現象とは

蛍光灯などの照明ってずっと光っているように見えて、実はめっちゃ点滅してるんですね。蛍光灯が切れそうなときとか、チカチカしてきますよね。

んで、デジタルカメラなんかはかなり早いシャッタースピードでシャッターを切るのでこのチカチカのタイミングでシャッターが切れちゃう時があるんです。フリッカー現象

そうなるとどうなるかというと、こんな感じで本来の蛍光灯の色が出ず、青っぽくなったり黄色っぽくなったりします。これは蛍光灯だけでなく、蛍光灯に照らされた室内でも同様の現象がおきてきます。

東日本では50Hz、西日本では60Hzの蛍光灯がありそれぞれ

東日本50Hzー1秒間に100回発光

西日本60Hzー1秒間に120回発

というような早さで発光しているんですね。これを1/200とかのシャッタースピードで撮ってしまうと、チカチカの間を撮影してしまうことになるのです。

このフリッカー現象を手っ取り早く防ぐには東は1/100以上、西は1/120以下のシャッタースピード。できればもっと遅くシャッタースピードで撮影することです。そうすれば、谷間で暗くなっているタイミングを避けることができますからね。

フリッカー低減機能

D5フリッカー低減機能

via:D5 – 製品特長 | 一眼レフカメラ | ニコンイメージング

んで、ようやく本題なんですが、今回のD5のフリッカー低減機能はこのチカチカの明るいタイミングに合わせて自動的にシャッターを切ってくれるのです。スゴイ!

なので、室内でも早いシャッタースピードで撮影したい時でもフリッカー現象の影響を受けることなく写真を撮ることが可能です。

オリンピックのような室内でのスポーツがある場合にとても有効ですね。

このフリッカー低減機能、すでにD500には搭載されていましたが、D5にも実装されたのは朗報です。

ダイナミックAF9点の追加

次に注目なのがダイナミックAF9点の追加。今までは

  • 25点
  • 72点
  • 153点

の3種類だけでした。

ダイナミックAF9点

あらたに追加されたAF9点というのはコチラ。1点のようにも見えますが、D5のフォーカスポイントってギッチギチに153点もつめ込まれているので、周りの小さい点も実はAFポイントなんですね。

よりピンポイントでのオートフォーカスが可能。例えば、ポートレートでまつ毛にピントを合わせたい時、小さな鳥を狙う時、被写界深度の浅い絞りで撮る時などに有効になってくるのではないでしょうか。

4K UHD動画が最長29分59秒まで撮影可能に

こっからは動画関連のアップデートですね。

以前は3分までしかとれなかった4K UHD動画が29分59秒までに記録が可能になりました。

ちなみに、なぜ29分59秒までしか撮れないかというと、連続録画時間が30分を越えると国によってはデジタルビデオカメラとして分類されてしまし、輸出するときに関税が変わってくるからです。ビデオカメラのほうが関税が高いんですね。これ豆な。

動画撮影時の電子手ブレ補正機能を追加

動画撮影時の手ブレ補正も搭載されました

D5にはボディ側に手ブレ補正はついていないので、電子的にやってるんですね。中の水準器かなんかで計算してブレを補正するのかな?どういう仕組なのか気になります。

画角は若干狭くなるようですね。

まとめ

D5は画質はもちろんなんですが、こういう細かい操作性に部分もしっかりしているのでいいですね!

新たに追加されたファームウェアで、さらに便利に使いこなせそうです。

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