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以前、デジカメの種類についていろいろとまとめてみました。
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んで、一眼レフカメラやミラーレスなどのお話をしたんですが、それでもまだカメラ屋さんにいくと混乱してしまうと思います。
なので今回は実際に各メーカーからどんなカメラが発売されているかまとめてみたい思います。用語については上の記事で解説していますので、そちらを参考にしてみてください。
【】内がセンサーサイズになります。センサーサイズについてはこちらもどうぞ。
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一眼カメラ
ではまず、一眼カメラから見ていきましょう。
一眼レフカメラ【フルサイズ】
現在国内でフルサイズのセンサーを搭載した一眼レフカメラを出しているのは
- Nikon
- Canon
- PENTAX
- SONY
SONYのカメラはレフ機構がないので正確には一眼カメラですね。
値段がけっこう高いのでプロが使用しているイメージがありますが、アマチュアでも愛用しているかたは少なくありません。
Nikon Dシリーズ【フルサイズ】:Fマウント
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Nikonの一眼レフ、Dシリーズ。
フラッグシップ機であるD5をはじめ、高画素機のD850、オールラウンドなD780、オールドスタイルのDf、フルサイズで低価格を実現したD610など魅力ある機種がたくさん揃っています。
また、そのマウントである「Fマウント」はNikon最初の一眼レフカメラ以降変わっていません。50年以上にわたりNikonのカメラに採用され続けている歴史あるマウント。
なので、電子制御はできませんが昔に発売されたいわゆるオールドレンズも楽しめます。
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Canon EOSシリーズ【フルサイズ】:EFマウント
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カメラ界の二大巨頭、NikonとCanon。そのCanonのフルサイズ一眼レフカメラがEOSシリーズ。モデルチェンジの多いNikonと比べると比較的発売サイクルは長め。どっしりとした横綱相撲のようなその姿勢はやはりシェアNO.1だからこそでしょうか。
「こういうカメラが欲しかった」とユーザーに思わせるようなカメラ作りがうまいメーカーです。
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PENTAX Kシリーズ【フルサイズ】:Kマウント
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長らくAPS-Cの一眼レフ機を作り続け、フルサイズ不在だったPENTAXが2016年に発売したのがK-1。その後、後継機であるK-1 MarkⅡが2年後の2018年に発売。その後、順調にフルサイズ用のレンズも出してKマウントの拡充に…といった感じだったのですが。
SONYのEマウントの台頭によりフルサイズ一眼レフのシェアが猛烈に喰われ始めたのも2017〜18年ごろ。
Canon・NIKONの2大メーカーもしびれを切らしフルサイズミラーレス戦線に製品を投入!といったタイミングで念願の一眼レフフルサイズ機出しちゃったPENTAXさん。今後、フルサイズを充実させていくのか、はたまたミラーレスのマウントに手をのばすのか。非常に気になるところです。
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SONY αシリーズ【フルサイズ】:Aマウント
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現在Aマウントのフルサイズ機はα99Ⅱ。
レンズから通った光を内部の鏡で反射させ、ファインダーまで届けるといったスタイルのカメラが多い中、SONYは電子ビューファインダーを採用しているのが特徴的です。
最新モデルが2016年発売となかなか音沙汰の無いAマウント。SONYさんはEマウントが絶好調なだけに、このAマウントどうするんでしょうねえ…。
一眼レフカメラ【中判】
PENTAX 645シリーズ:645マウント
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デジタル一眼レフカメラメーカーで現在唯一中判センサーを搭載しているのがこの645シリーズ。
中判フィルムである6×4.5cm判が名前の由来なんですが、実はセンサーのサイズは43.8×32.8mmとちょっぴり小さいという茶目っ気たっぷりのシリーズ。JAROに電話されてないか不安ですね。
中判ならではの広いダイナミックレンジやノイズの少なさなど唯一無二のモデルとなっています。
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一眼レフカメラ【APS-C】
家電量販店やカメラ屋さんで見かける一眼レフカメラはこのセンサーサイズのものが多いです。一眼レフカメラは欲しいけどフルサイズはちょっと高いのでまずはここから、という方も少なくないでしょう。
とはいえ、写りや機能に関しては充分満足できるものばかりです。最近は小型化も進み、以前よりも敷居が低くなっていると思います。
Nikon Dシリーズ【APS-C】:Fマウント
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NIKONのAPS-Cサイズのカメラ「Dシリーズ」
フルサイズと同じマウント径なので画角は少し変わりますがフルサイズ機のレンズを使いまわせます。また、APS-C専用に設計されたDXレンズを使えば、APS-Cの小型・軽量さをさらに活かすことができます。
フラッグシップ機のD500。動き者に強いD7000シリーズ、バリアングル液晶モニターを搭載したD5000シリーズ、安価ながらしっかりとした機能のD3000シリーズとわかりやすくカテゴライズされています。
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Canon EOSシリーズ【APS-C】:EFマウント
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EOS kissシリーズは女性、特に赤ちゃんが生まれたばかりのお母さんをターゲットにした、小さくて扱いやすい一眼レフカメラ。CanonのAPS-Cカメラの代名詞といったモデルです。
kissの冠を外し男性をターゲットにした8000DやAPS-Cフラッグシップと呼ばれるEOS 7D MarkⅡなど幅広いラインナップ。
どのカメラも強烈なコンセプトとターゲットがあるあたり、マーケティングがうまいなあといつも思ってしまいます。
また、撒き餌レンズで有名な50mmf1.8というレンズをはじめ、お求め安い価格での単焦点レンズ群は数々のカメラ初心者をカメラ沼に叩き落としてきました。まあ、落とされた人たちはなんだか幸せそうな顔してるんですがね。
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PENTAX Kシリーズ【APS-C】:Kマウント
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最近フルサイズへの参入はしたものの、PENTAXは中判である645シリーズとAPS-CのKシリーズでの商品供給を続けてきました。
ですので、APS-C機でのレンズ群の豊富さは他メーカーより頭ひとつ抜けています。
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SONY αシリーズ【APS-C】:Aマウント
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内部の独自透過ミラーを採用した「トランスルーセントミラー・テクノロジー」により、常にイメージセンサーとAFセンサーに光を当てられるため、他メーカーの一眼レフカメラのようにミラーをパタパタ上下させなくてもいい機構になっています。
それによって多くのAF測距点や連写スピードを実現しています。
電子ファインダーも絞りやホワイトバランスをリアルタイムで確認できるというメリットがありますね。
Aマウント自体音沙汰ないのですがAPS-Cモデルにいたっては2014年発売のα77Ⅱが最後の機種。
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ミラーレス一眼
続いては内部のレフ機構を無くし小型化したミラーレス一眼。
フルサイズや中判の大きなセンサーサイズから、小型軽量を活かすための小さなセンサーサイズのものまで様々な種類が発売されています。
ミラーレスカメラ【フルサイズ】
SONYのαシリーズの台頭によりついにCanonとNIKONがフルサイズミラーレス市場に参入。時代が動きはじめました。
ミラーレス1本でシェアを食いまくってきたSONYの躍進と、マウント径の拡大によりレンズ開発の自由度が増した後発組のCanon・NIKON。今後、どのようなせめぎあいになるのか非常に興味深いところです。
SONY αシリーズ【フルサイズ】:Eマウント
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α9、α7Ⅲなど「ゲームチェンジャー」と呼ばれるほどのインパクトのある機種を続々と投入してきたSONY。
もともと、他メーカーにセンサーを提供しているくらいセンサー作りに定評がありましたが、もはやカメラ業界を牽引しているといっていいほどのメカ作りをするようになりました。
ミラーレスが持っていた欠点やデメリットをひとつずつ潰していくことで「カメラはやっぱり一眼レフ」という固定概念を見事に打ち砕きました。
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Canon EOS Rシリーズ【フルサイズ】:RFマウント
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SONYの台頭にカメラ界の横綱であるCanonもとうとうフルサイズミラーレスに参入。
ボディは比較的安価に出し、まずはシェアの奪還を図ろうといういかにもCanonらしい商売のうまさが見て取れる製品展開。
APS-Cでも先行する形でミラーレスカメラを出していますが、このRFマウントとは互換性がありません。結果、現在3つのマウントを展開しているという状態に(EF-Sも数えれば4つ)。
開発リソースも無尽蔵にあるわけではないので、どこに注力していくのか気になるところです。
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NIKON Zシリーズ【フルサイズ】:Zマウント
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Canonと時を同じくしてフルサイズミラーレス参入を表明したNIKON。
フィルムからデジタルに移行したときでも変更しなかったFマウント。そんなFマウントですがミラーレス移行に伴ってマウント径をさらに広げたZマウントに思い切って変更してきました。
もともと、Fマウントはマウント径が小さくレンズ作りに制限がかかっていたのですが、それらの制限がとっぱらわれ、NIKONの開発陣のこれまでたまりにたまりまくった「作りたくても作れなかったフラストレーション」が爆発したようなレンズが開発、発売されています。
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Panasonic Sシリーズ【フルサイズ】:Lマウント
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Canon、NIKONに続くようにフルサイズミラーレスに参入を表明したPanasonic。え、Panasonic!?やるの??みたいな雰囲気になりましたね。びっくりしました。
しかも、Leica・シグマを引き連れて「Lマウントアライアンス」なる戦略的協業まで発表。フルサイズミラーレス戦国時代がさらに盛り上がってまいりました。
マイクロフォーサーズで盤石としてきた「スチルもムービーもいけるカメラ」という方針をきっちりフルサイズにも落とし込み、他3メーカーとはまた違った製品展開をしています。
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ミラーレスカメラ【中判】
FUJIFILM GFXシリーズ【中判】:Gマウント
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長らくAPS-Cセンサーのミラーレスカメラを作り続けてきたFUJIFILMが2017年、中判カメラの開発を発表。あえてフルサイズではないところをつくあたり、FUJIFILMらしくていいですね。
中判ならではの広いダイナミックレンジと高画素、階調性の高さなど評価も高いシステムに仕上がっています。
フィルムシミュレーションも搭載されており、フィルム屋としての矜持が感じられます。
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ミラーレスカメラ【APS-C】
ミラーレスにAPS-Cのセンサーを搭載したカメラたち。
非常に小型・軽量に作ることができるためいろんな場面で活躍することができるでしょう。
SONY αシリーズ【APS-C】:Eマウント
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以前NEXシリーズでラインナップされてきたものが、αシリーズに統一。4桁の型番で表記されるものがこのAPS-Cミラーレス機です。
上位機であるα7シリーズがフルサイズセンサーでいささか大きいのに比べ、このAPS-C機はミラーレスの小型なメリットを充分に享受できるのではないでしょうか。
普段使いにカバンの中に入れおくのもよし、ガッツリ撮るのもよし、場面を選ばないカメラです。
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NIKON Zシリーズ【APS-C】:Zマウント
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フルサイズで展開しているZシリーズのAPS-C版。マウントは同じZマウントなのでフルサイズのレンズも使用可能です。
現在はZ50の1機種のみですが、非常に手堅く作られており今後のAPS-Cモデルも非常に楽しみです。
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FUJIFILM Xシリーズ:Xマウント
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ミラーレス機にAPS-Cセンサー。そのスタイルにこだわり、作り続けてきたカメラとレンズ。フィルムメーカーがデジカメに参入したからこそこだわった色づくり。
もう、コンセプト見てるだけでクラクラするくらい素敵なカメラですね。こういうこだわったカメラって好きなんですよね。
RAWでも撮れるようですが、jpgで完結させるのが粋な使い方なのではないでしょうか。クラシックな作りでかっこいいのも特徴ですが、使い勝手を考えて作りこんだらクラシックに行きついた、そういった印象を受けます。
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Canon EOS Mシリーズ:EF-Mマウント
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CanonがRFマウントより先行する形で参入していたAPS-Cミラーレスカメラ。
CanonのAPS-C一眼レフカメラを象徴するKissシリーズ。そんなKissの名を冠したモデルもこのEOS Mシリーズにとうとう投入されました。
他にもCanonらしい、ユーザーにしっかり刺さるようなスペックのカメラも続々販売されています。
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ミラーレスカメラ【マイクロフォーサーズ】
OLYMPUSとPanasonicが策定した規格。いち早くミラーレスに参入した規格なのでボディやレンズも潤沢なラインナップが揃っています。
小型・軽量というミラーレスのメリットを十二分に活かしたシステムが作れます。
OLYMPUS OM-Dシリーズ:マイクロフォーサーズ
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マイクロフォーサーズ機で写真をガッツリ楽しみたいなら、OM-Dシリーズではないでしょうか。
完成度が高いカメラを、マイクロフォーサーズという規格でギュッとコンパクトに。洗練されたコンセプトはやはりワクワクしますね。
このサイズだからこそ撮れる物がある、と僕は思います。必要な人には絶対に無くてはならないカメラ、それがOM-Dじゃないでしょうか。
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OLYMPUS PENシリーズ:マイクロフォーサーズ
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OLYMPUSには同じマイクロフォーサーズ規格で2種類のラインナップがあります。ひとつがOM−D、そしてもう一つがこのPENシリーズ。
マイクロフォーサーズというコンパクトさを、さらに魅力あるものに仕立てあげたのがこのシリーズではないでしょうか。写真という世界の裾野を爆発的に増やしたのがこのPENというイメージが僕にはあるのですがどうすかね。
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Panasonic LUMIXシリーズ:マイクロフォーサーズ
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いち早く4K動画を搭載したりと、いまやPanasonicのカメラといえば「スチルとムービーどっちもいけまっせ」的なポジションを確立しました。
他メーカーも続々と4Kに対応したカメラを出してきていますが、それでもやはりムービーの強さはLUMIXシリーズに一日の長がありますね。
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まとめ
ざっくりおさらいしておきますが、
レンズが交換できるタイプのものには
- 一眼レフカメラタイプ
- ミラーレスタイプ
があり、さらにセンサーサイズごとにいくつか種類があるとイメージしてもらうと、いくらか分かりやすいと思います。
ミラーレス市場が活発になってきたので様々なマウントやカメラが増えてきました。あなたにピッタリのカメラメーカーと出会えれえば幸いです。