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今回は桜のリフレクションをバキバキに仕上げる現像テクニックを紹介していきます。
設計図
ビフォーアフター
こちらがビフォー。
こちらがアフターです。
今回の一番の目的はリフをバキバキにすることですね。個人的にはリフはバキバキであればあるほどいいとおもっております。
これでもかというほど、バキバキのリフに仕上げましょう。
構図のイメージ
構図は2分割構図。リフレクションに関しては2分割構図が一番バランスがいいのではないかなと思います。
人間は本能的に対称性(シンメトリ)のあるものを美しいと感じます。いろんな構図に作り方はありますが、上下に分けるリフレクションであれば、素直に真ん中で分けて、同じ比率で区切ってやるほうが構図の安定感も増すと思います。
目指せ脱初心者!写真を撮るときに覚えておきたい10の構図と100の作例!
きれいなリフレクションを撮影するにはいくつかコツがあります。
- 無風の日を狙う
- できるだけ水面に近づくと大きくリフレクションが切り取れる
- PLフィルターを使わない
くわしくはこちらにも書いているので参考にしてみてください。
リフレクションの撮り方!鏡のような逆さまの世界を切り取ろう!!
現像スタート!
レシピ1.全体の明るさを調整していく
桜のライトアップは明暗差がけっこうあるので白飛びしないよう気をつけて撮影していきます。
丸で囲っている部分なんかは、光源が直であたっている部分なので気をつけないと白飛びしてしまいます。
白く飛んでしまうと、後でホワイトバランスを変えようがHSLで色相やら彩度を変えようが白のまんまになってしまいます。
現像で思い通りの色にできるよう、色のデータはしっかりと残すようにしましょう。
ただ、白飛びしないように気をつけて撮影すると、必然的に全体がアンダーになってしまっているので、まずは明るさを整えていきましょう。
露出を0.95とちょっと上げて、全体を明るくします。そうすると一番明るい部分が白飛びしちゃうのでハイライトを-50することで色が飛ばないよう叩いておきましょう。
明暗差があるのでシャドウを+11してアンダーな部分を持ち上げます。
リフレクションはバッキバキなほうがカッコいいと思うので明瞭度も+38と上げておきましょう。
レシピ2.色温度を変えて桜のピンク色を強調
↓
色温度は下げ3320、色かぶりは少しグリーン側にふって+38にします。ライトアップの光源の影響で若干オレンジ味がかっていた色合いをブルーにふることできれいなピンク色になりました。
ライトアップにはさまざまな光源が使われています。目で見ているとそんなにわからないですが、照明器具によっていろんな色になります。
例えばこんなふうに緑色になっちゃうような照明器具もあります。
照明の色に合わせてホワイトバランスを調整し、いい感じの色が出るようにしましょう。
レシピ3.線形グラデーションを使ってリフをバキバキにする
マスクツールの線形グラデーションを使ってリフクションの部分の露出をあげていきましょう。
上の部分と同じくらいの明るさになるようにグラデーションをかけていきます。
上げるのは露出のとこだけでいい感じになったので他はいじりませんでした。
完成!
バキバキのリフレクションになりました。上下に対称的に配置された光景が、リフレクションならではの不思議で幻想的な雰囲気となりました。
まとめ
水や反射するものがあればいろんなところでリフレクションを作ることができます。
普通に撮るのとはまた一風変わった構図となりますし、リフレクションあるとだいたいいい感じになるので積極的に狙っていきたいですね。