本が出ました!「美しい風景写真のマイルール」

いい写真の条件とは?「PHOTOGRAPHER’S MIND」を読んでいろいろと考えてみた

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全国1億2千万人のフォトグラファーのみなさんこんにちは。

マイケル・フリーマンの書いた「PHOTOGRAPHER’S EYE」という本を以前読んでものすごく参考になりました。とても難しい本で読み終えるのにものすごく時間がかかったけど、まあめちゃくちゃ勉強になったわけです。

さらには同じ著者の「CAPUTURING LIGHT」という本も読みまして、これまた勉強になったのでさらにもう1冊「PHOTOGRAPHER’S MIND」という本を買ってみました。

『PHOTOGRAPHER’S EYE -写真の構図とデザインの考え方-』がとにかく難しいけどためになったという話 光を操れ!マイケル・フリーマンの「CAPTURING LIGHT」で光の基本を知る

PHOTOGRAPHER’S MIND

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「PHOTOGRAPHER’S EYE」も非常に難しい本でしたが、本書「PHOTOGRAPHER’S MIND」も、これまた難しい本でした。

「PHOTOGRAPHER’S EYE」はまだ写真の具体的な要素のひとつひとつ解説しているので、それが小難しかろうが、なんとなくなんのことを言っているのかはぼんやりと分かる内容になっています。

一方、こちらの「PHOTOGRAPHER’S MIND」は哲学的というか、考え方といった部分のことについて小難しく書いてあるのでもうめちゃくちゃ難しかったわけです。

もう、目次を一瞥しただけでも、クリシェやらリビールやらインタラクティブやらと、意識高いベンチャー企業の社員みたいな言葉がずらっとならんでいるのがわかります。

とはいえ、めちゃくちゃ参考になった

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なにが参考になったかと問われると、なにが参考になったんだろうかという気持ちになるのですが、けどまあめちゃくちゃ参考になりました。

僕が普段、なにげなく考えている、写真に対しての言葉にならないとりとめのない思いに対して、マイケル・フリーマンならではの解釈が見事に言語化してあり、「そうそう!これなんとなくぼんやり考えているけど、こんな感じ!」と膝をうつような文章があちらこちらにちりばられていました。

「PHOTOGRAPHER’S EYE」を読んでみてとても参考になったように、僕はマイケル・フリーマンの考え方に対してすごく賛同する部分が多いので、この本がいくら小難しくてもしっかりと咀嚼して読むことができました。

なので、彼の考え方自体があんまり合わないという人は、ただの小難しいだけの本になるかもしれません。

写真にはすべて意図があると思っている

センスという言葉がありますよね。あの人のとる写真はセンスがある、みたいな。

それが先天的ななにかのように語られることが多いのですが、センスという先天的なもので写真を撮られてしまうと、僕のような凡人はちょっと困ってしまうのですよね。

なので、わりと日々、写真というものに対して、これがなんでいいのか、なぜ心をうつのか、といったことをなるべく言語化したり体系化したりしようと試みています。

マジックアワーの太陽はなぜ美しいのか?なぜ光芒はエネルギーが強いと感じるのか?エネルギーに宿る魅力とは何か?3分割構図はなぜバランスがとれていると感じるのか?そもそもなにをもってバランスがとれているのか…などなど。写真を構成する全てのものには何かしらの意図があると僕は思っているわけです。

本書からはそんな問に対するヒントのようなものをたくさんもらったような気がします。

絵画から写真芸術へ

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さらには、本書のなかにはたくさんの美術史、写真史の言葉が出てきます。

それに対して、軽くふれてはいるものの、欄外に「WEB検索」といって言葉が羅列されています。つまり、自分で調べてみろよというわけですね笑

確かにこれらをひとつひとつ噛み砕いていくとさらに膨大なページ数が必要になるので割愛してあるのでしょうが、それくらいたくさんのことについて書いてありました。

よく考えてみれば写真史についてはなんにも知らないなあと、ふと気づいたわけで、本書を読んでみてあらためてイチから写真の歴史を振り返ってみたいなと思いました。

まとめ

本書は具体的な技術書ではありません。

すごく難しい反面、意図や考え方、歴史などについて触れられているので、上達への速攻性はないものの今後の長い写真人生においてじっくり効いてきそうな、そんな1冊になっていました。

これから折に触れて、本書を読み返して、自分の中でゆっくりと消化していけるといいなと思います。