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一眼レフを買うならレンズキットがお得?
一眼レフを買おうと家電量販店にいったり、メーカーのホームページを見るとたいていレンズキットで販売されています。 コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)と、ちがって一眼レフは基本的に「レンズ」と「ボディ」が別々に売られています。
ずっとコンデジやスマホなどで写真を撮ってた人が最初にこんがらがるのが、このレンズとボディの関係じゃないかなと思います。
写真が写る仕組みをざっくり説明すると、「レンズ」から入ってきた像をフィルムやデジタルのセンサーに「記録」させています。
つまり写真を写すには光を取り入れる「レンズ」とそれを記憶させる箱である「ボディ」が必要なわけですね。
[2015/04/05追記]
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この記事だけだと、ちょっと説明不足な部分を感じまして、追加の記事を書いています。
ぜひこちらもご覧になってみてくださいm(_ _)m
レンズもボディもいろんな種類がある
「ボディ」のほうは記録させる側の性能を決めます。よく画素数が何千万とかいいますよね。レンズから入ってきた光をどのように記録させるかはボディの性能によるところが大きいです。
「レンズ」は入ってくる光そのものを左右します。望遠レンズなら遠くのものを大きな像として光を取り込みますし、マクロレンズならとても近くまでよった被写体の像をピンぼけすることなく取り込みます。
ここまでOKでしょうか?
だいたいみんな最初にレンズキットを買う
一眼レフ初心者がだいたい最初に買うのがレンズキットだと思います。レンズキットというのは「レンズ」と「ボディ」がセットになった商品で、「レンズ」と「ボディ」を別々に購入するよりかなり安く手に入れることができます。乱暴な言いかたをすれば「抱き合わせ販売」です。
買ってすぐ使うのに問題ない画角のレンズがキットとして販売されることが多いですね。ボディだけでは写真を撮れませんし、最近のキットレンズは写りの良い物もたくさんあります。ダブルズームキットなどと銘打って、近い被写体から遠くの被写体までカバーできるようなレンズ2本とボディのキット、なんてお買い得なものもあります。
それでも僕は最初に買うのは単焦点レンズをオススメしたい!
だいぶ長い前置きでしたが、ここからが本題です。
ここまで読んでいただいたら、キットレンズのほうがメリットあるような気がしてきてますよね。近くから遠くまで写るならいいじゃん!って。そう思っていた時期が僕にもありました。
あなたが一眼レフを選ぶ理由はなんですか?
一眼レフカメラを選ぶ理由。それは「コンデジでは表現できない写真が撮りたい」からではないですか?
例えばこんなふうに背景のボケた写真が撮りたいと思っていませんか?
それともコンデジじゃなかなか写すことのできない星空の写真が撮りたいですか?
かすかに息づく小さな昆虫の光を写しだしたい?
これらの写真、レンズキットで最初からついてくるレンズで撮ろうと思ったらかなり難しいです。
こんな写真を撮りたいなら単焦点レンズを買おう!
単焦点レンズとは、一言で言えばズーム機能の無いレンズです。「単一の焦点距離のレンズ」の略ですね。
レンズカメラの性能を表現する時に◯倍ズーム!っていうのをよく聞きますよね、なので単焦点レンズにズームが無いと言うと機能的に劣るように思ってしまいませんか?
単焦点レンズとはズームレンズの格下のレンズではありません。ズーム機能を削ぎ落とすことによってそれらを圧倒する描写力を手に入れたものが単焦点レンズなのです。
明るい、軽い、安い、よく写る!
ズームができない、というデメリットだけ目を瞑れば単焦点レンズはいいことだらけです。
明るい!
f値が小さいレンズのことを「明るいレンズ」といいます。
[blogcard url=”https://logcamera.com/shibori/″]
明るいレンズは何がいいかというと、狛犬の写真のように「ボケた」写真を撮ることができます。また、光を沢山とりこむことができるのでシャッタスピードを早くできます。なので、初心者のうちはやりがちな手ブレ写真を減らすことができるのですね。
軽い!
単焦点レンズはズームレンズに比べ、構造が簡単に作れるので圧倒的に軽くて小さいレンズを作ることができます。一眼レフカメラを買ったはいいが重いし大きいし、持ち歩かなくなっちゃった、なんてことも減ると思います。
安い!
そんなに写るのならさぞかしお高いんでしょ?と思うじゃないですか。レンズの値段はピンキリなので一概には言えませんが同じクラスのレンズを買おうとズームレンズと単焦点レンズを比較したらはるかに単焦点レンズのほうが安いです。
よく写る!
開放でとればキチンとボケて、絞れば隅々までカリカリに写してくれる。ズームレンズでそんなのがあれば理想ですが、いざ手にしようと思えばけっこうなお値段がします。キットレンズではなかなかそういう描写は得られません。
とにかく写真が楽しくなるよ
さんざんいろいろ書いてきましたが、とにかく僕が最後にいいたいのは一言「単焦点レンズで撮れば写真が楽しくなる」ということです。
ボケた写真だけが一眼レフカメラのよさとは言えませんが、僕が一眼レフカメラを手にしようと思った動機が「ボケた写真が撮りたい」でした。
しかし、キットレンズでは思ったみたいにボケない。てっきり僕の写真の腕が未熟だから、と思っていたのですがレンズの選択を間違えていたのですね。
その後、初めて50mmの単焦点レンズを買ってからいっぺんに写真が楽しくなりました。ボケているだけでなんだかうまくなったような気がするものです。
単焦点レンズならいつまでもレンズシステムの中に組み込んでおける
また、一眼レフカメラを長く趣味として楽しみたいと思った時、キットレンズってどうしても中途半端になっちゃうのです。 レンズを買い足していくことを「レンズシステムを組む」なんていいますが、いろんな焦点距離のレンズを揃えていく過程でいつかキットレンズはいらなくなってきます。
しかし、単焦点レンズなら それが無駄になるっていうことがあまりありません。むしろ、きちんと単焦点レンズをそろえてやれば大三元なんかの大口径ズームレンズよりもキレイに写ってくれます。
いつかはフルサイズ!と思っている僕がレンズ選びで失敗したなあと思うこと…
初心者にオススメの初めて買いたい単焦点レンズ
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50mmというのはエントリーモデルなどに多いAPS-Cで使うには画角がちょっと狭めなのですが、そのぶん惚れぼれするようなボケを得られます。テーブルフォトや料理の写真を撮るのにもいいし、人物や猫を撮影する時もとてもキレイに写ってくれます。
反面、画角が狭い分風景や集合写真はちょっと苦手かもしれません。
【機材紹介】Nikonの50mmが好きすぎるのでその愛を語ってみる【AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G】
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35mmのこのレンズならAPS-Cのボディにつければ目で見た風景と同じように風景を切り取ることができます。
開放でボケた写真を撮るもよし、広めの画角なので絞って被写体全部にピントが合った風景写真を撮るもよし、1本もっておけばいろんなシチュエーションに対応できるレンズです。
ただ、APS-C専用のレンズになりますので先々フルサイズへ乗り換えたい!と思っている人は少し注意してください。
【機材紹介】軽くて安い!Nikonの35mmについて語ってみる【AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G】
まとめ
安くてお手軽で初心者向け、って思いがちなレンズキットですが、人によっては必ずしもお得とは限りません。僕も最初に購入したのはD5100のダブルズームキットだったのですが、それよりも50mmの単焦点レンズを買っとけばよかったなあと、いまになって思います。
初めてのカメラ選び、楽しいけれど難しいことがたくさんあると思います。少しでもこの記事が参考になったら嬉しいです。これ読んでもまだよくわからないというかたがいたらいつでも質問してみてください。出来る限りお答え致しますよ!