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全国1億2千万人のNikonファンのみなさんこんにちは。本日いよいよZ8の発表がありましたね!やりましたね!
『mini Z9』といった噂などもあったとおり、フラッグシップ機であるZ9のいい部分を継承したモデルとなりました。
今日はそんなできたてホヤホヤのスペックをZ9と比較しながら見ていきたいと思います。
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Z8とZ9を比較してみる!
センサー周り
センサー周りはZ9とほぼ同じ。Z9のセンサーはSONY製というのが報告されていますが、このZ8はどうなんでしょうね。
画素数だけでなく、高速読み出しのおかげでブラックアウトフリーとなったりと、かなり使い勝手のいいセンサーなのですが、同じものが使われている気もします。
一方でSONYのα7RⅤの6100万画素のような超高画素機を期待していた人もいるかと思うので、そういった人にはちょっと肩透かし感があるかもしれません。ただ、Z9の次の型番であるZ8を使っちゃっているので今後超高画素機を出したら型番どうするんだ問題が浮上してきますね…。
また、今回のZ8からHEIFに対応しました。HEIFとはiPhoneなどではすでに使用されている新しい画像形式で、従来のJPEGより圧縮効率に優れ、高画質のまま小さいファイル容量で記録することができます。ただ、まだ対応してるものが少なく互換性がないのがデメリットです。
オートフォーカス・連写性能
オートフォーカスや連写性能もZ9譲りの性能。Z7、Z6系では不満のあったフォーカス周りもZ9になって大幅に改善されたのは記憶に新しいですが、その素晴らしい性能を惜しげもなく後継機のZ8に打ち込んできました。
Z9ユーザーである僕としてはちょっとは惜しめよと思ったりもするのですが、やはりカメラは新しいものが正義ですね。
フラッグシップまではいらないけど、しっかり動体撮影をしたいという方にはぴったりではないでしょうか。
被写体検出では飛行機が新たに追加されましたね。
とにかくシャッターボタンさえ押せば、動きものでもしっかり撮れてしまいます
シャッター周り
シャッター周りもほぼZ9とほぼ同じ。Z8も電子シャッターのみとなりました。
新しいセンサーの読み込み速度が非常に早いためローリング歪みがしっかりと抑えられ、完全に電子シャッターに移行したZ9。Z8でも、やはりメカシャッターを無くし電子シャッターのみになっています。
ローリング歪みとは読み出し速度に差異があることで、高速の被写体を撮影した時に歪んでしまうこと。
動画性能
動画もZ9ゆずりで、しっかりと8Kでの撮影が可能。最近のNikonさんは動画やりたくてやりたくてしょうがない感じがよく分かりますね。
僕もそうだったんですが、動画撮らない方からしたら、なにがすごいのかよく分からない部分も多いと思います。ただですね、とりあえず8Kが撮れるってだけでまずすごいんですね。8Kに対応しているスチルカメラというのはまだまだ少ないわけです。
Z9なんかは8Kで撮影しても、熱によって途中でオーバーヒートして停止してしまうことが少なく、これまた評価が高まるポイントとなっていました。
これはボディが大きいことで熱が逃げやすくなっているのではないかと分析している人もいたのですが、今回Z8はZ9より小型のボディとなります。ボディが小さくなったことで放熱具合がどうなるか、これはレビューを待ちたいところですね。
その他
EVF
EVFもZ9を同じものっぽいですね。369万ドットと他メーカーと比べて画素数が多いというわけではないZ9のEVFですが覗いたときの自然さには非常に定評があります。僕も使用していますが、光学ファインダーと同じような感覚でファインダーを覗くことができます。
パネルはQuad-VFAパネル。3000cd/m2に対応ということで、明るいシチュエーションでもクリアに確認できるようです。どんなファインダーになっているか楽しみですね。
モニター
Z8にも4軸チルトモニターが採用されました。Z9でも使う機会が多いこの4軸チルト、特に地面スレスレで縦構図なんかを撮る時にすごく役にたってくれます。これは嬉しいポイントですね。
記録媒体
Z9がCFexpressのダブルスロットだったのに対して、Z8はCFexpressが1つ、SDが1つとなっています。
ダブルスロットの一番のメリットは同時に記録してバックアップが取れる点なのですが、片方のメモリーカードの書き込み速度が遅いと、もう片方にどれだけ早いメモリーカードを使っていても、遅い方に合わせられてしまいます。
ですので、基本は同じ速さのメモリーカードを使いほうがいいんですね。
CFexpressは超高速の読み書きができるのですが、SDカードの速度はCFexpressよりかなり劣ってしまいます。ということはZ8がいくら高速連写できたところで「CFexpress+SD」でバックアップ取りながら撮影していると、バッファーが詰まったあとはSDの早さでしか書き込みができなくなり、非常にスピードダウンしてしまいそうです。
このへんも実機でのレビューを待ちたいところ。
手ブレ補正
手ブレ補正もZ9と同じように5軸、ボディ内で6段分の補正がかかります。
防塵防滴
ハイエンド機なので防塵防滴も当然ついています。
ボディ素材
Z9ではマグネシウム合金を使ったボディが作られていましたが、Z8では背面カバーと上面カバーには新素材「Sereebo® Pシリーズ」が使われています。
この素材、いわゆるカーボンのようなやつです。D750なんかでも似たような素材が使われていましたね。個人的にはガッチリしていればなんの素材でもかまわないと思っております。
外観比較
Z9よりひとまわり小さく、Z7/6系よりひとまわり大きいサイズとなっています。D850と横幅が同じくらいになっています。
フラッグシップほどではないけどけっこう大きいな、という印象。個人的にはミラーレスだからといってあまりにも小型化しなくてもいいとは思っていますが、それでも小さいのは正義なのでこのへんは人によって意見が分かれそうですね。
動体撮影をするのであれば、縦構図への素早い切り替えのためにバッテリーグリップなどを追加で買ったほうがいいかもしれません。
重量も1kg切っているとはいえ、それなりの重さになっています。
まとめ
- Z9とほぼ同等の性能
- Z9よりも小型・軽量
- Z9よりちょっと安い
- バッテリーグリップで縦位置にも対応できる
まさしく『mini Z9』といった性能のZ8。
フラッグシップがあるから性能に差をもたせるとか、そういう難しいことが分かんないNikonさんの出し惜しみの無さが素敵ですね。
違う点は大きさなので、性能はしっかりしていてもフラッグシップ機ほどの大きさは…。というかたにはピッタリではないでしょうか。また、バッテリーグリップも別で装着できるので、Z9とは違ってシチュエーションに合わせて換装できるのも大きなメリットの一つです。
予約は5月12日10時から。
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