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これから一眼レフデビューをしようとしている皆様、こんにちは。
今までスマホやデジカメで撮ってた写真から、ちょっとステップアップしたい!けれどやたら用語が難しくてよくわかんないコンチクショー。といった時期ではないでしょうか。
いろいろなサイトで情報収集していたら、縁あって拙ブログのリンクを踏んだかたもいらっしゃると思います。カメラや写真のことなどの書いてるブログです、せっかくなのでゆっくりしていってください。
さてさて本題に入りましょう。僕は以前にこんな記事を書きました。
[blogcard url=”https://logcamera.com/tanshouten/″]
このブログを開始してすぐの頃に書いた記事なのですが、思っていた以上のかたにご覧いただいています。
ありがたいことに最近はたくさんのかたにお越しいただけ、僕なんぞのブログを見てカメラを始めた!なんて嬉ションしそうなお言葉をいただくこともありまして。
そんな中ずっとモヤモヤしていたんです。
果たして一眼レフカメラ初心者がレンズキットではなく単焦点レンズを買って楽しめるのか?
単焦点レンズは果たして一眼レフ初心者におすすめなのか?
ご覧になってないかたのためにザックリ要点をまとめると
- キットレンズはズームができるけどボケた写真が撮れない
- 単焦点レンズを使えばボケた写真や暗い場所でも明るい写真が撮れる
- 単焦点レンズは軽いし、安いし、よく写る
- キットで買うより単焦点レンズとボディを別々で買ったほうがいいんじゃないの?
といった感じです。
saizouのレンズ購入歴
僕が初めて買った一眼レフは「D5100のダブルズームキット」です。「18-55mm」と「55mm−300mm」の2本のズームレンズがキットになった商品ですね。
もともとiphoneで写真を撮り始めてだんだんその楽しさにハマり、一眼レフ独特の「ボケ」のある写真が撮りたくなったのがきっかけでD5100を手にしました。
んで、いざボケボケの写真を撮るぜー!って「18-55mm」のレンズをつけて意気込んでシャッターを切るものの、なんかイマイチ思っていたほどボケない。いや、もちろん「18-55mm」でもボカそうと思えばきちんとボケるんですが。
キットレンズでも大丈夫!一眼レフでボケを作る4つのコツ | ログカメラ
僕が想像していた一眼レフのボケた写真ってこんな感じなんです。「18-55mm」ではこんな表現ができなかった。もちろん「55−300mm」を使えば望遠レンズならではのボケが表現できるのですが、望遠レンズって使うシチュエーションが限られてしまいます。
なんだ、一眼レフっていってもこんなもんか、と諦めかけていた僕が購入したのがコチラのレンズ。
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【機材紹介】Nikonの50mmが好きすぎるのでその愛を語ってみる【AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G】 | ログカメラ
このレンズを買ってから一気に「一眼レフカメラ」というものにドはまりしたのです。上のネコの1枚もそうですが開放で撮るだけでなんだかそれっぽい写真が撮れる!なにこれ楽しい!
写真を撮る上で手っ取り早くそれっぽい写真を撮れるのって大事だと思っています。それっぽい写真が撮れると楽しいからね。楽しいから続けられるし、続ければ続けるほど上達するもんです。
一眼レフカメラ初心者がてっとり早くかっこいい写真を撮るための40のアイデア | ログカメラ
たくさん失敗して、たくさんシャッター切ることでやっと引出が増えるんだなあと思った話 | ログカメラ
50mmを買ったくらいからだんだん18-55mmの出番は減ってきます。ズームできるのは確かに便利ですがそれよりもボケた写真が撮りたかったから。その後50mmじゃちょっと画面が狭いと感じるようになり、35mmを購入するともはや18-55mmは完全に出番がなくなりました。
18-55mmくらいのズーム域なら足でなんとかなる
キットレンズといってもいろいろありまして、今のD3300・D5500・D7200のキットレンズは
- 18-55mm
- 18−140mm
- 55−200mm
- 55−300mm
このあたりのレンズがキットになっているようです。55−200や55−300は望遠レンズになるので、標準域のズームと言えば18−55や18−140ですね。僕の買ったダブルズームキットも標準域は18-55mmでした。
18-55mmというのはだいたい3倍ズームですね。んで、このくらいのズーム域なら狭いなら後ろに下がり、大きくしたいなら被写体に近づけばいいんです。つまり足でなんとかなるんですね。ただ単焦点レンズみたいにボケをコントロールすることはできません。
18-55mmならどんなにがんばってもf値は3.5。単焦点レンズであれば、最大f1.4まで開くことができます。
こういった理由から、ボケが好きな僕は35mm・50mmを多様することになるし、使わなくなった18-55mmがなんだかもったいない気がしたのですね。
「これだったら18-55mmのキットレンズを買わずに、最初から35mmや50mmの単焦点レンズを一緒に購入しておけばよかったなあ」そんな思いが、一眼レフ初心者が最初に買うならレンズキットではなく単焦点レンズがオススメ!!という記事を書こうと思ったきっかけです。
初心者が最初に使うレンズに50mmの単焦点をすすめるのってどうなのよ!?
さて、その記事中では「おすすめの単焦点レンズ」なんて見出しで50mmの単焦点レンズをオススメしています。これは僕が一番好きなのが50mmだったとうこと、そして、各メーカーの50mmf1.8レンズはかなり値段が手頃でお求めやすい、という理由からなんですが……
レンズキットより単焦点レンズがイイって言っといて、50mmがオススメってどうなのよ!?
と思うわけです。
以前にも書いたのですが、50mmっておもしろいんですが非常に扱いづらい画角です。
初めて単焦点レンズを購入する人は要注意!50mmは標準レンズじゃないぞーい! | ログカメラ
例えばこれが、ズームレンズをすでに所有している人が2本目に単焦点レンズを選ぶというのなら候補にあがってもいいかなと思います。しかし、初めて一眼レフカメラを買う人が、ボディとこの50mmを買うのってちょっと乱暴ですよね。
例えば50mmで撮る写真ってこんな感じですよ。なるほど、よくボケてはいます。しかし、写せる範囲がとても少ないのもわかると思います。18-55mmのズームレンズでいうと、ほぼ目一杯ズームしているのと同じ感じなわけですね。
単焦点レンズはその名の通りズームができないレンズです。このレンズちょっと狭いなあと思ってもその画角を変えることはできません。僕の書いた記事を読んで、せっかく安くない金額出して買ったレンズが使いにくかった!もうカメラ嫌い!ってなったらどうしようと、この記事のPVが増えるたびハラハラするわけです。
一眼レフ初心者におすすめのレンズってなんだ?
アクセス解析を見ていると「一眼レフ おすすめ レンズ」「カメラ 初心者 レンズ」なんてキーワードでお越しいただくかたがたくさんいらっしゃいます。
せっかくこういったワードでお越しいただくかたが多いのなら、「一眼レフ初心者にオススメのレンズ10本!!」みたいな記事を書けばいいのにと思うのです。けど、じゃあ初心者におすすめのレンズってなんだ?と思うわけです。
実際僕が使ったことあるレンズなんて5〜6本です、いろんな作例を見てあのレンズはこんな感じだろうな〜という知識はあるものの、磨り減るほど使って得た感想ではないんですよね。
そして、一眼レフ初心者と一言でいってもいろんな人がいらっしゃるわけです。
お子さんが生まれたのでその記録を撮っておきたい人、登山を始めたらあまりに美しい光景に感動したのでそれを撮りたい人、バイクのツーリングが好きで一緒にその風景を残しておきたい人、フィギュアが好きで購入したフィギュアをキレイに撮りたい人、美しいポートレートを撮りたい人、仕事で使う人。
そんないろんな人たちがいるんですが、その全員の要望を満たすレンズって、ないんですよね。
あなたは何が撮りたいですか?
例えば18−300mmの高倍率ズームというのがあります。これなら広角から望遠まで1本で撮ることができます。しかしこのような便利なズームレンズって多くの場合画質が犠牲になっていますし、暗いレンズが多いです。その写真って果たして一眼レフカメラで撮る必要があるのでしょうか?
いろんな場所に持って行きたい!今日行ったカフェの写真が撮りたい!それってデカくてゴツイ一眼レフカメラである必要があるのでしょうか?
友人の結婚式、子どもの運動会、ちょっとしたハレの日に、いつもより写りのいいカメラで撮りたい!そんな人に何十万もするレンズが必要でしょうか?
写真にドはまりしたから、一眼レフは初めてだけどとにかく良いレンズが欲しい、という人にあえて安いレンズをすすめて回り道させる必要があるんでしょうか?
もう、こんなことを考えてると「何が初心者におすすめのレンズなんだろう」と、なんだか哲学的な世界に行ってしまうわけです。僕は(;´Д`)
あなたに必要なレンズは、あなたにしか分からない
あらゆるシチュエーションに対応したようなレンズってないんですよね。なので「一眼レフ おすすめ レンズ」で検索したあなたに必要なレンズの答えはあなたにしか分からないのです。
縁があってこの記事を読んでいただいているあなたは、じゃあ、どんな写真が撮りたいですか?僕の書いた記事でお答えできていますか?いつもとても不安になります。
ネット上や口コミサイトでも初心者におすすめと書かれているレンズがたくさんありますが、果たしてそのレンズはあなたの要望を満たしてくれるレンズでしょうか。
せっかく高いお金を払って、新しい世界に飛び込むあなたが「買ってよかった」と思えるレンズと出会えることを願ってやみません。
けど、やっぱり単焦点レンズは楽しい
いろいろ答えのないまま書いてきましたが、こんな僕の話に耳を傾けてくれる人のためにもう少しだけ。
それでもやっぱりね、僕は単焦点レンズをおすすめしたいんです。
僕は最近D750というちょっと高めのカメラを購入しました。それと同時に「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」というNikonの標準ズームでは最高クラスのレンズも一緒に買ったのですね。
このレンズは20万くらいするのですが、それでもなお、その4分の1くらいの値段しかない「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」という単焦点レンズのほうが好きな写りをしてくれるんです。
これはもうただ単純に僕がボケのある写真が好きなだけなんですが、やっぱり楽しいんです、こんな写真が。
こんな写真も単焦点レンズならではです。暗い場所でひっそりと輝くホタルの微細な光を写すなら、明るいレンズが必要です。
単焦点レンズはズームこそできませんが、ズームレンズにできないいろんな表現が可能です。もちろん絞ればきちんとシャープに写ってくれます。
何度もいいますが、単焦点レンズほど「手っ取り早くそれっぽい写真」が撮れるものはないと思っています。それっぽい写真が撮れるとやっぱり楽しいです。
明るく、キレイ、ボケる。それでいて安くて軽い。こんな単焦点レンズが大好きなんですね。
18-55mmのレンズキットと単焦点レンズなんてどうでしょう
もう、どうやったって単焦点レンズが好きな人間が書いてるブログなので、最終的には単焦点レンズをおすすめする結論にしかならないのです。サーセンwww
ただ、以前の記事はあまりにも説明が足りないなと思って今回補足的に記事を追加させてもらいました。このクッソ長ったらしい記事を読んでいただけていたら幸いです。
しかしですね。やはり一眼レフを初めて購入されるかたがいきなり単焦点!買ったけど失敗だった!という不安もやはり拭いきれません。
ということでちょっと僕もいろいろ調べてみました、例えば最近発売されたD5500なんですが。
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ボディだけだとだいたいこれくらい。
それを18-55mmのレンズキットにすると…
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なんと5000円もしない追い銭で1本レンズがゲットできてしまうのですねー!
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D3300だとこれくらいの値差です。こちらも1万円もかわりません。
まずはレンズキャップのつもりで18-55mmのレンズキットを購入というのも充分選択肢の一つだなと思いました。これがあれば身近な被写体はある程度カバーできます。
使っていく上で「よく撮る画角」というのが何mmか分かってきます。写真のExif情報みれば自分が何mmで撮ったか確認できると思います。そのよく使うmm数の単焦点レンズを購入すれば「わけもわからず買ってみたけど後悔」という失敗も防げるかなと思います。
18-55mmのズームレンズがあればある程度いろんなシーンで使えます。その上で、50mmやマクロなどのちょっと個性的な単焦点レンズで冒険してみるのも、とてもおもしろいと思います。
あえてレンズキットを選ばないのなら
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ここまで読んでいただいたかたの中には「それでもいきなり単焦点!」という猛者のかたもいらっしゃるかもしれません。そんなかたなら35mmのレンズが使いやすいかもしれませんね。
35mmの単焦点レンズは標準域に分類される画角です。今みている風景をそのままファインダーで覗くことができる、そんな画角です。ちなみにこの35mmはAPS-C専用のレンズ、フルサイズに乗り換えたいと思うかたはフルサイズ用の35mmという手もあります。
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28mmあたりも使いやすいのですがちょっとお値段が高いですね。
間違っても初めてのカメラに50mmや60mmの単焦点だけを選ばないように!かなり画角が狭いのでそれだけだと使う場面が限られてきます。
レンズを増やすつもりがないのなら
レンズ交換までして写真を撮るほどでもないとか、一眼レフは欲しいけど金銭的な余裕がないからレンズを増やすつもりはない、というかたもきっといらっしゃると思います。
そんなかたは18−140mmのキットなんかもいいかもしれませんね。やはり広角から望遠までカバーできるのは心強いです。ただ、そんなに高くないので1本くらい単焦点を持ってその楽しさに触れてみてほしいなとも思います。
まとめ
一眼レフカメラを買ったのなら、ぜひとも一度はその単焦点レンズの魅力に触れてみてほしいなと思っています。
僕自身もその世界にドはまりしてしまい、「もっとボケを!もっとボケを!」という思いからフルサイズ機に手を出したボケ教の信者ですw
もちろんボケ味だけが一眼レフカメラの魅力ではありません。写真の世界はほんとに広くて深くて、一生かけて遊びつくそうと思っています。
初めて一眼レフを買うあなたが、素敵なカメラやレンズと出会え、そして素晴らしい写真の世界に足を踏み出せることを願っています(๑╹ڡ╹๑)